日用品のストックを保管するのに便利な押し入れやパントリー。収納力が高いが故に、ものをつめ込んでしまいがちな場所でもあります。整理収納コンサルタントの須藤昌子さんによると、こうした場所の収納は「引き出す」動きをいかに使いこなすかがポイントになるそう。今回は、須藤さんおすすめの「引き出す」収納のコツをご紹介します。

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引き出し収納ケースは、胸の高さより下に置く

引き出す、と聞いてまず思い浮かぶのは引き出し収納ケース。奥行きがある収納スペースでも、前に引き出すだけで奥に収納したものもスムーズに取り出せます。

引き出しは胸より下の高さに置くのがポイント
引き出しは胸より下の高さに置くのがポイント
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引き出しの手前によく使うもの、奥のほうに使用頻度が低いものを入れるのがセオリー。須藤さん的ポイントは、引き出し式収納ケースを置く位置にあります。

「収納ケースは、自分が立ったときの胸の高さより下の位置に置くのがおすすめです。奥行きが深いと、収納ケースの奥行きも長くなりがち。高い位置にあると全体を見渡すことができなくなります」

収納ケースは胸より下の位置に

ものをしまったまま眠らせないためには、引き出しの中身を見渡せる位置に収納ケースを置くことが大切だと言えそうです。