楽しくも面倒な毎日のごはんづくり。「あと一品ほしい」というときに、なにをつくりますか? 栄養士として食事のアドバイスの経験をもつミニマリスト・本多めぐさんが、悩まずにつくれておいしい定番の2品を教えてくれました。

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食卓にあと一品ほしいとき、なにをつくりますか?

コロナ後、家族がおうちで食事をする機会が増え、お弁当やお惣菜を買ってきてくれるようになりました。とてもありがたいのですが、買ってきてくれたものに野菜などたりないものを加えて、食事全体のバランスをとりたいところ。でもすばやく、そのときに合う一品を考えるのは頭を使います。

普段の食事でも、つくってみたら量が少なかったとか、一品たりないときってありますよね。
そんな困ったとき、使える2品があります。「肉野菜炒め」と「わかめご飯」です。これをつくると決めておけば、簡単でおいしく、悩まなくてすみます。今回は実際の食事例と一緒に紹介します。

 

●「肉野菜炒め」でメインのおかず&野菜をカバー

メインのおかずや野菜がたりないときは「肉野菜炒め」で調整します。
メインのおかずとは「肉」「魚」「卵」などのたんぱく質のこと。たとえばメインが焼魚のとき。もっと野菜がほしいので、肉野菜炒めを「野菜多め」にしてつくります。

ランチの例。魚に野菜多めの肉野菜炒めをプラス
ランチの例。魚に野菜多めの肉野菜炒めをプラス
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市販のお弁当はだいたい野菜がたりないので、お弁当にも「野菜多め」をプラス。

ランチの例。お弁当に、野菜多めの肉野菜炒めをプラス
ランチの例。お弁当に、野菜多めの肉野菜炒めをプラス

おでんや肉じゃが、シチューなどメイン料理のたんぱく質が少ないときは、肉野菜炒めで「肉多め」にします。

夕食例。おでんに、肉多めの肉野菜炒めをプラス
夕食例。おでんに、肉多めの肉野菜炒めをプラス

こんな風にバランスがとれます。野菜は冷蔵庫にあるもので構いません。お肉もあるもので適当に。ひき肉、豚こま肉、ソーセージやベーコンでも可。

肉野菜炒めのポイントは「やや薄味」にしておくこと。ほかのおかずの味が濃いときもあるので、薄めにつくることで全体のバランスがとれます。市販のお弁当や惣菜は味が濃いめですから、うすーくつくっておくと中和されることが多いです。
もし味が薄くてものたりないときは、しょうゆを垂らすなど追加すればOK。