面倒な毎日の掃除。掃除の手間を省いて、かける時間を少なくしませんか? ライフオーガナイザーの尾花美奈子さんは、あるのが当然だと思っていたラグを手放し、掃除が格段にラクになったそう。気づいたことを教えていただきました。

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掃除時間の短縮をするには、障害物を減らすのが早道

「掃除の手間を省きたい」「掃除にかける時間を少なくしたい」と多くの方が思っているのではないでしょうか。私も子どもが生まれてからはとくに、掃除時間の短縮とその効果がもたらす重要性を実感しております。

というのも、やはり育児に多くの時間がとられるので、それまでと同じように掃除に時間をかけられなくなったからです。仕事をすれば尚更ですし、子どもがいるとやりづらい掃除もあります。
ずっと同じやり方をしていては、手が回らず家が汚くなる一方。そこで時間を短縮しても、そのなかで上手くできないか模索し始めました。

 

●ものを手放して掃除の手間を減らす。効果が大きかった意外なもの

これまでものを手放すことで掃除の手間を省いたり掃除そのものをなくしたりしてきましたが、直近で手放して効果が大きかったものといえば、リビングのテレビの前に敷いたラグです。

 

ラグはホコリの温床?
ラグはホコリの温床?
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ラグの下に掃除機をかけたり、陰干しするために持ち上げたときにホコリが立つのを見て「毎日掃除機をかけているのになぜ?」と思ったことがありますが、不思議に思っただけでそのまま過ごしてきました。
キッチンマットやトイレマットのように「手入れが行き届かず不衛生」と感じず、手放してみるという選択肢が出てこなかったのは、「リビングのラグは家族がくつろぐのにあるのが当たり前。なくてはならない」という認識が強すぎたからだと思います。

 

●あるのが当たり前だったラグが掃除の手間を増やしていた

けれど子どもたちが成長して帰りが遅くなり、テレビの前で過ごす時間が短くなるにつれて「ラグを敷いている意味はあるのだろうか」「ただホコリを集めるだけの存在になっていない?」と疑問に感じ始めました。
オモチャを広げて遊んでいた小さい頃と違い、フローリングより掃除機がけに手間がかかるラグに対してその意味がないように思えてきたのです。