お風呂用洗剤をトイレや洗面の掃除に使うときの注意点

洗面
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じつは、お風呂用洗剤は、汚れや水アカをきれいに取ってくれる反面、プラスチック素材を傷めてしまう可能性があります。

お浴室では、清掃後に水で洗い流せるので問題ないのですが、洗面台やトイレの便座などで、ふき掃除で使うと、洗剤が表面に残ってしまう可能性が。

また、洗面台に使われることの多い、人工大理石も気をつけてください。人工大理石は、アクリル樹脂を主成分とした、プラスチックの一種です。多少の手間にはなりますが、洗剤の成分が残らないよう、洗い流すようにふき取ってください。

一方、トイレの便座や手すりは水で洗い流せないので、これらの部分のお掃除にはお風呂用洗剤を代用しない方がいいでしょう。

ここまでお読みになると気づいた方も多いと思いますが、浴室の掃除でも、お風呂用洗剤を吹きつけて、長時間放置しておくことは、あまりいいことではありません(※)。

※アルカリ剤やプラスチックを傷める溶剤を使っていないものなら問題ありません

 

頑固な汚れを落とすときには専用の洗剤を!

トイレ

お風呂用洗剤でお風呂以外の場所も掃除できますが、専用の洗剤よりも優れているということでは決してありません。

そして、頑固な汚れを落とすためには専用の洗剤の方が向いています。

トイレであれば、頑固な尿石汚れは酸性の洗剤。シンクであれば、こびりついた食品汚れはアルカリ洗剤。

実際、筆者の家でもシンクの頑固な汚れを落とすときには、酸素系漂白剤を使っています。

お風呂用洗剤には、お風呂以外のトイレ、洗面台、シンクなど、水回りの掃除に使える隠れた汎用性があります。また、洗浄と除菌を一度にできる手軽さもあり、掃除の手間も少なるでしょう。

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