注文住宅を建てる際は、自分たちで検討しなければならない項目が非常に多いもの。手が回らず、項目によっては依頼先の担当者におまかせ、ということも。日刊住まいライターは、階段のプランをおまかせに。これが思わぬ問題となりました。住み始めてから、回り階段の三角の踏み板が、意外に危ういことに気づいたのです。
すべての画像を見る(全5枚)ほかを優先した結果、階段の形状についてはスルー
1年半ほど前に、ハウスメーカーで2階建ての家を建てた筆者。夫婦と10歳に満たない3人の子どもが暮らす家の階段室には、折り返し階段が採用されています。写真のとおり、回り階段の部分に使われている踏み板は三角形。
プランの打ち合わせでは、いろいろなことをメーカーに要望し、検討していました。しかし、階段に関しては、とくに筆者にこだわりはなし。すっかり検討項目から抜け落ちていました。
そのため階段は、全面的に設計士さんにおまかせ。ほかの間取りとの兼ね合いで、収まりを決めてもらったのです。
しかし、実際に住んでみると「もっとしっかりと、階段の踏み板の形状を検討しておけばよかった」と後悔…。筆者にとって、この回り階段の部分が後悔ポイントになっている理由は2つ。掃除がしにくい点と、足を踏み外しそうで危険だという点です。
三角形の踏み板は、掃除にとても手間がかかる
写真のとおり、三角形の踏み板の角は、掃除機でどうやっても上手に掃除ができません。フロアワイパーでも同様です。
掃除機のヘッドをコンパクトタイプに交換するか、ハンディモップやぞうきんでホコリを取り除くことになります。できれば、ヘッドの交換なしに、掃除機ひとつで掃除を終わらせたかった…。筆者にとっては、とても手間に感じます。