仕事中はずっとパソコンとにらめっこ、通勤中や自宅でもずっとスマートフォンを操作…など、1日のほとんどの時間、目を酷使している現代人。
「以前より見えづらくなった」「目の疲れがひどい」「ドライアイがつらい」なんて自覚症状がある人も多いのではないでしょうか?

このような目の悩みを解消するべく、「眼トレ」つまり目のトレーニングが話題です。

猫の写真
猫の写真で眼トレ!
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「眼トレと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、じつは、こんなかわいい猫の写真で行うことができるんです」と話すのは、医師の日比野佐和子先生。
猫の写真を使う眼トレについて詳しく伺いました。

かわいすぎる猫の写真を使って眼トレ!癒されるから毎日続けられる

「目は疲れが出やすく老化を実感しやすい器官のひとつ。目を若々しく保つためには、日頃から眼球周辺の筋肉を鍛えたり、緊張状態から解放させることが大切になります」

アンチエイジングの専門医である日比野先生はこのように語ります。
それではなぜ、猫写真を眺めるのが、目のトレーニングに効果的なのでしょうか?

●1.こり固まった目の筋肉がほぐれる

パソコン作業はスマホ操作など、生活のなかで至近距離の画面を見続ける時間が長くなることで、目のピント調整を司る筋肉群「毛細大筋」や、眼球を動かす「外眼筋」が緊張し、目が疲れてものが見えにくくなります。

「たとえば写真の中の猫を探したり、ほどよく目を動かすなどすると、目がよくなる効果が期待できるんです」

●2.目と脳の機能が活性化する

ものが見えるのは、いわゆる「眼球視力(網膜にものを映してピントを合わせる力)」と、「脳内視力(視神経を通じて情報を映像化する力)」の連携作業の結果。つまり、目でなく脳でも活発な情報処理が行われています。

「猫の写真を見ながら、さらに文字を追ったり数を数えたり、見比べたりすることで、目と脳の機能を同時に活性化できます」

●3.目にもカラダにもよいホルモンが分泌する

かわいいものを見ると、だれでも思わず心がほっこりするもの。

「これは『オキシトシン』という愛情ホルモンや『セロトニン』という若返りホルモンのひとつであるハッピーホルモンが分泌されるためです。愛らしい猫たちの姿を見ることで心が癒され、リラックスするとともに、若返り効果も期待できるんです」

猫の写真

リラックスしている猫を眺めるだけのトレーニング。心の癒しは目の癒しにもなります。

「眼トレは1日5分ながめるだけでOK。さらに、4週間続ければさらに効果は絶大です」と日々野先生。

日々野先生が監修した『1日1分のまいにち眼トレ ニャンとも目がよくなるネコの写真』(扶桑社刊)には、愛らしい猫の写真が満載。ぜひ、日々の疲れ目を癒してみてはいかがでしょうか。