すっきり整った暮らしは、ものがあふれていては実現しないもの。不要品を手放す、整理する必要がありますが、それでも「捨てられない」という人も多いはず。今回は整理収納コンサルタントの須藤昌子さんに、気持ちがラクになるものの手放し方のコツを教えていただきました。

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「捨てる」を克服すれば、暮らしは整っていく!

整理収納サービスやセミナーを通して、これまでたくさんの「片づけられない」ケースに向き合ってきたという須藤さん。

須藤さんによると、捨てられない原因は

・まだ使えるからもったいない

・高かった

・捨てるのに罪悪感がある

などがよく挙げられるとのこと。

ものが多い部屋
ものが多いと、すてきな部屋も隠れてしまいます
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「ものが少ないほうが管理しやすく、片づけ・掃除もラクになりますよといつもお伝えしています。でもそう簡単にいかないですよね」と須藤さん。

「ものを減らすことによるメリットは大きいですが、捨てるというハードルを越えられずに苦しんでいる人はとても多い! でもそこを克服しないと、暮らしやすい状態を維持することは難しいんです」

●大事なのは「今の自分に役立っているかどうか」

そこで須藤さんがおすすめするのは、持ち物を「いる」「いらない」ではなく、「今の自分に役立っているか」「役立っていないか」かで判断すること。

「もったいない、罪悪感があるというのは感情。感情が入るとどうしても捨てにくくなってしまいます。気持ちの部分は横に置いておいて、持っていることで自分の役に立っているかを客観的に判断してみてください」

 

役に立っているをもっと細かく表現すると、

・それがあることで毎日の暮らしの原動力になる

・それがなければ自分らしく暮らせない

・ほかに代用できるものがない

というようなことになります。

 

「この基準で判断すると、手放すものがハッキリしてきませんか? まずは引き出し1段や、文房具など軽めのものからこの基準でものを手放してみてください」

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