●黄変部分に漂白剤を浸して日光に当てるだけ

容器に入れる
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漂白の手順は以下の通り。

キッチンペーパーを浸す

(1) 容器に酸素系漂白剤を入れてキッチンペーパーを浸します。原液だと心配なものは、水で少し薄めるとよいでしょう。

黄ばんだ部分

(2) 黄ばんだ部分に(1)をぴったりと貼りつけ、ラップで覆います。

日当たりにいい場所に置く

(3) 日当たりのいい場所に置きます。(風が強い場合は、ラップが飛ばないようにマスキングテープなどで固定して)。このまま半日ほど放置するだけ! 途中で漂白剤が乾いたら再び湿らせます。

シャワーで流す

(4) 日に当て終わったら丸洗い。洗剤が下まで垂れているので、よーく洗って乾かしましょう。

●黄ばみが取れてすっきりきれいに…!

半日置いたケース

半日置いた衣装ケース(上)がこちら!

ケース

黄ばんだままのケース(下)と比べると、確かに白くなりましたね…!

このような衣装ケースの黄ばみの原因は、おもに酸化防止剤といわれています。光にあたることで化学変化(暗所黄変)を起こして色が変わるので、酸性の液体と光で還元すればもとに戻るという仕組み。原因と解決策が同じというのはおもしろいですね!

引き出し

同じ方法で、20年近く使っているポリプロプレンの引き出しもやってみると、違いはこの通り。

違い

上が漂白前のくすんだ状態。下が漂白後。違いは一目瞭然。とってもきれいになりました。

引き出しは直接液体に
引き出しは直接液体に

紫外線の強さや素材、もとの黄ばみの強さによって漂白加減が変わるので、もう少し白くしたいと思ったら、もう一度紫外線の強い日を狙って繰り返し漂白するといいですよ。

●カレーの黄ばみも紫外線で落とせる

カレーの黄ばみ

もうひとつ、夏の強い紫外線でリセットできる汚れ落としがあります。それがカレーの着色。

アフター
スプーンのアフター

ターメリックの色素の「クルクミン」は紫外線で分解されるので、木ベラやカトラリー、保存容器などを日に当てるだけできれいに色素が落とせるんです。

キレイになった入れ物

肌の大敵だとばかり思っていた紫外線ですが、こんな利用もできるとは驚きですね。太陽のパワーや化学の不思議を感じながらのリフレッシュ大作戦。夏のおもしろ掃除として挑戦してみると新しい発見がありますよ!

漂泊のにおいが残るため、食器、調理器具は漂白剤に浸けず、干すだけにしてください。

酵素系漂白剤で手荒れすることもありますので、使用する場合には使い捨てポリ手袋やゴム手袋をしましょう。

 

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