●スマホから“暴力的な言葉”を覚えてきたら…

ただ、なかには、スマホの世界から、家庭では知りえなかった暴力的な表現などを知ってしまうことに、不安を覚える人も。

タブレットをみる子ども
※写真はイメージです
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「確かに、今の大人が子どもの頃は、身近にいた人やテレビ、ラジオからそういう言葉が発せられない限り、情報を得るきっかけがなかった。でも今の時代の子どもたちは、親の目の行き届かないスマホから、暴力的な言葉などを覚えたり、18才以上の大人が見る映像も見られるようになりました。これはもう、有害情報にはフィルターをかけるしかありませんが、もし近くにフィルターをかけていない子がいれば、あるいはフィルターの外し方を知っている子がいれば、簡単に有害な情報を得てしまう。

となると、影響を免れるのは相当難しい。大人が行う対策には限界があります。

僕が言えることがあるとすると、たとえば暴力的な言葉を使う我が子に、真摯に訴えること。『そういう言葉を聞くと、ママすごく悲しくなるから使わないでほしいな』と。すべてに言えることですが、子どもに何かお願いするときは『やめて』ではなく、『こうしてくれたらママはうれしいな(悲しいな)』というように、自分を主語にした言葉で注意するほうが伝わりやすいですよ」

 

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