●ニンジン

ニンジンは、葉を再生させます。普段ヘタの部分を切り落として捨てている方も多いのではないでしょうか? 私もそうでした。ちょっとだけ厚めに切って、器に入れ、数ミリの水に浸すと葉っぱが再生します。

再生栽培中のニンジン
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見た目もかわいいですし、じつはにんじんの葉は根っこの部分より栄養価が高いのです。
タンパク質は根の1.4倍、カルシウムは根の3.5倍、マグネシウムは根の3倍、ビタミンCは根の3.7倍もあるそうです。

ニンジンの葉
再生し成長したニンジンの葉(※写真はイメージです)

1日に1回以上水を変えていると、葉が成長します。

●ミントやバジルなどハーブ

スーパーにいつもあるとは限らないミントやバジルなどのハーブ類も再生可能。使いきれなかったら、水にさしたり、プランターで育てたりしてもいいですね。

クレソンとパセリ
再生栽培中のクレソンとパセリ

私は、クレソンが好きなので、余ったクレソンを水に入れて再生しています。少し経つと根がでてきて、新しい葉が出てきます。ちょっとつまんでサラダに入れたり、料理のつけ合わせに便利です。パセリなども毎回買うより育ててしまうのはありでしょう。買いに行く手間も省け、節約にもなります。

●アボカド

つづいて、アボカド。アボカドも種を水耕栽培すると、芽が出るんです。

再生栽培中のアボカド

上下をカットし、薄皮をむいて上部に3、4本楊枝をさし、水に浸けます。ただ、実をつけるまで育てたことはありません。こちらは観葉植物のように飾るイメージです。

●レモン

そのほか、レモンやミカンの種も、洗って乾かして植えてみると、芽が出ます。

レモン

収穫までには時間がかかりますが、プランターなどで育てれば、観葉植物として目にも優しい上、植物は温暖化の原因である二酸化炭素を吸収してくれるので、環境にもいいんです。

住宅メーカーの積水ハウスは、家を建てる際に、庭に「5本の樹」を植えるプロジェクトを2001年から実施したところ、緑が増えることで、鳥や蝶を住宅地に呼び込む効果があったという検証結果を公表しています。皆さんが捨てる種を発芽させて、庭に植えることで生物多様性の保全に貢献できるのです。

今回はほんの数例のご紹介でしたが、ほかにも再生できる野菜・果物はいろいろありますので、物価高に負けないために、ぜひリボーンベジタブルを試してみてはいかがでしょうか?

 

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