アイスやケーキを買うとついてくる保冷剤。たまる一方ですが、そのまま捨ててしまうのも…と悩んでしまいますよね。
じつは、保冷剤は消臭剤や芳香剤として活用することができ、暮らしを楽しむ家事上手さんの間でリメイクが流行中。そのひとり、家事代行サービス会社Casyスタッフの中里愛子さんにつくり方のコツを教えてもらいました。
余りがちな保冷剤を、芳香剤にリメイク!工作感覚で簡単につくれます
「保冷剤の中身は、紙オムツなどと同じ高吸水性ポリマーを含むジェルで、ニオイを吸収する効果があると聞き、芳香剤をつくり始めました」と話す中里さん。
「ジェルを取り出してジャムなどの空きビンに入れ、生ゴミ用ボックスのそばに置き、消臭剤として使っています。玄関など香りを漂わせたい場所には、ジェルにアロマオイルを数滴かけて消臭&芳香剤に。家じゅうで活用しています」
芳香剤に使うオイルはとくに決まりはなく、中里さんは、家にあったポプリ用のアロマオイルの残りを使っています。
●絵具で着色したり、ビーズなどを散らしたり。見た目も楽しい芳香剤
製作費がかからず、子どもと一緒に工作感覚でつくれるのもいいところ。オープンな場所に置く芳香剤は、着色や飾りつけで見た目に楽しくする工夫をするのもおすすめ。
「水性絵具を割り箸の先につけ、ジェルをかき回すようにして着色します。マーブル状でもいいですし、絵の具の量を増やして全体を着色しても。夏の間は水色の絵の具で着色し、涼し気にしました。ビーズやガラス玉、子どもが使わなくなったミニオモチャで飾ったりもします。どれも家にあるものなので製作費はゼロなんですよ」
ジェルはにおいを吸収すると減っていきますが、その場合は別の保冷剤の中身をあけ、上からたしていけばいいそう。
●常温で保存すればすぐに使える。水で洗い流すのはつまりの原因に
この芳香剤、思い立ったときにつくれるよう、中里さんは芳香剤用の保冷剤は常温で保管しています。
「冷凍庫に保冷剤を入れると忘れてしまうから、常温保存にしています。常温なら解凍する必要がなく、つぎたしするときもすぐに使えます」
●子どもが飲み込まないように注意
注意したいのは、小さな子どもやペットが芳香剤をいたずらしたり、口に入れたりすること。「子どもの手が届かない高さに置く」というルールを徹底しましょう。
また、ビンの底に残ったジェルを洗い流すと排水管の中で水を吸って、つまりの原因になることも。棒などでかき出し、完全にジェルを取り除いてから洗いましょう。