壁にニッチ(くぼみ)をつくれば、収納や飾るスペースになります。2年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、家の各所にニッチをつくりました。その結果、探しものが減ったり、LDKがすっきりしりしたりして大満足。ほっこりした気分になれる場所までできました。後悔ポイントもレポート。家づくりの参考にしてください。

三角屋根の玄関のニッチ
玄関に三角屋根のデザインをモチーフにしたニッチを。鍵とディフューザーの定位置に
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玄関のニッチ:鍵置き場に最適!ただスマートキーは注意が必要

玄関には、三角屋根の家のデザインを取り入れたニッチにしたいと決めてきました。実際につくったところ、見た目も使い勝手もよく、とても気に入っています。

中にはアイアンのフックを取りつけ、自転車やクルマの鍵をぶら下げています。とくに子どもの自転車の鍵は、なくさないように場所を決められるので便利です。

デュフューザーの置き場所にもなっています。外出先から玄関に入ると、心地よい香りに迎えられるのもうれしいです。

ただ、つくる場所には注意が必要でした。玄関から50㎝の所につくったのですが、そこに玄関のスマートキーをおくと、玄関の鍵があいてしまいます。

わが家のスマートキーは、80㎝以上離すとあきませんでした。スマートキーを採用されている方は、玄関ニッチをつくる位置にご注意を。

 

パントリーのニッチ:生活感の出がちなものは磁石でここに

パントリーのニッチ

リビングからは見えないパントリーの壁に、大きめのニッチをつくりました。ニッチの奥の壁には、白のガルバリウム鋼板を張りつけ、磁石がつくようにしています。

子どもたちが持ち帰るプリントや地域の情報などを貼っておく場所として、また、ラップやキッチンペーパーホルダーをつける場所としても重宝しています。

パントリーにニッチをつくったことで、こうした生活感の出やすいものが見えません。キッチンもリビングもすっきりした印象になり、正解でした。