リノベーションずみの物件を探せば、即入居できる!
筆者の場合、移住して家を買おうと決めたのは、移住の3か月ほど前。直前で決断したため、新築だとスケジュール的に間にあいません。なので選択肢から除外。「中古戸建+リノベーション」も考えましたが、こちらもスケジュール的に断念。
結局、リノベーションずみの中古戸建を購入したので、即入居することができました。このあたりは建売住宅と似ていますが、いい中古物件を探すことができれば、価格も抑えられ、広い居住スペースも確保できます。
デメリットは自分仕様にカスタマイズしづらいこと
中古戸建の場合、自分たち家族仕様に建てられていないので、住んだあとで気になるところが出てきたとしても、解決できないものもあります。わが家の場合、おもに配線で苦労しました。
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以前の持ち主は、ケーブルテレビを利用していたため、テレビアンテナを立てていませんでした。そのうえ、配線が途中で切れていたのか、電波がうまく届かず、アンテナ工事と配線が完了するまで丸3日ほどかかりました。
また、電話線をリビングから応接室に引っぱりたかったのですが、壁のとある部分で配線が通らなくなってしまい、応接室まで引く事ができませんでした。おそらく電話線自体は、つながっていたはずなのですが、専門業者もどのようにつなげられているのか、壁の中まではわからないということでやむなく断念。
応接室に置く予定であった複合機に電話線をつなげず、やむなく複合機はリビングに置くことに。とくに壁の中の配線・配管類のやり直しは、大がかりな工事になってしまい、費用がかさんでしまいます。
新築と違い、減免措置を受けられない点は要注意
税金面でも、予想していなかったことが起こりました。入居から半年ほどたって不動産取得税の支払い通知書が届いたのです。
建物が古く、減免対象から外れていて、かつ鉄筋コンクリート造で法定耐用年数が長いため、残存期間が残っていたことが理由です。
リフォームずみの物件ということで、評価額が高くなり、結局50万円近い取得税を支払うことになりました。
新築だと減免が大きく、条件を満たせば0円ですむこともあるため、支払通知書が届いたときはびっくりしました。
デメリットもありますが、物件の状態が比較的良好であれば、中古戸建は、割安感がありおすすめといえます。スケジュールを優先するならばなおさらです。
ただし、もともとの構造の制約はつき物です。いちからカスタマイズしていきたいという方であれば、注文住宅の方がよいかもしれません。