雨風にさらされる屋根や外壁。長く住んでいると劣化が気になります。20年前に新築で戸建て住宅を建てた日刊住まいライターは、ハウスメーカーの5年ごとの定期点検の際、外壁と屋根のリフォームを決断。費用は約630万円かかりましたが、家の雰囲気をガラリと変わり、新築のようなたたずまいになりました。工事の内容も詳しくレポートします。

外壁リフォーム後の住宅
外壁をタイル張りにして、新築のようなたたずまいになった外観
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ハウスメーカーの定期点検で外壁リフォームを決断!

外壁リフォーム前の住宅

20年前に新築で建てたわが家。住み始めてからも、建設時にお世話になったハウスメーカーが5年ごとに定期点検をしてくれていました。

今回の点検で、屋根瓦の接続部分のひび割れや、ベランダ回りと柱のセメント施工部分に破損が見つかり修理することに。外壁も5年後には塗り替えが必要と言われました。

屋根瓦とベランダ、柱の修理を行うためには足場を組む必要があり、その費用は35万円ほど。5年後にまた外壁塗装を行うとなると、また足場を組む費用がかかってしまうので、この際、外壁も一緒に修理しておこうと外壁のリフォームを決断しました。

 

外壁は断熱効果も期待でき、耐用年数の長いタイル材を選択

タイル材の様子

外壁のリフォームの方法として、塗装のし直しかタイル材を貼るかの、2つの施工方法があるとのこと。

外壁塗装なら、費用は100~150万円程度となるとのことでしたが、10~15年ごとにまた塗装し直さなければいけません。

タイル材だと今後30~40年はメンテナンスの必要がなく、塗装した場合に比べて耐用年数が長いと聞き、今後何度も塗り替えるよりも手間がかからないと考えました。

 

タイル材デザイン

また、タイル材を使った外壁には断熱効果もあるとのこと。寒冷地域で寒さを感じていた筆者は、少しでも暖かく過ごせるようになればと、思いタイル材を選びました。

 

足場設置から外壁リフォームが完了までの期間は2週間

アルミ製の見きりを取りつけた部分

まずは、建物の周りに足場が設置されました。最初に屋根の修理を行い、その後、水道メーターや外灯、コンセントボックスなどの、外壁についているものすべてを取り外します。

外壁すべての修理となるため、ベランダまでもがごっそり取り外され、かなり大がかりな作業となりました。

外壁の汚れを落としたら、タイル材のパネルを固定する銅縁と、パネルの端を隠すためのアルミ製の見切りを取りつけます(写真上)。最後にタイル材のパネルを取りつけて外壁リフォームが完了しました。

全体の工事が完了するまでの期間は2週間。足場設置に半日、屋根の修理に7日、さらに外壁リフォームに7日と思ったよりもスムーズに終わった印象です。