長男を一日ワンオペ育児した夫の感想に大きな変化が

はんにゃ川島さんと長男
すべての画像を見る(全5枚)

ちなみに夫は今、よく子どもの面倒を見るようになったのですが、1歳半だった長男を半日預けたときは「まじできつい」と言っていました。

きついのよ。時間が長ければ長いほど。かわいいのはもちろん当たり前。でもずっと向き合い続けると、いっぱいいっぱいにもなるんです。

でも「やっと大変さをわかってもらえたかな?」とうれしくもありました。

●自分自身も「妻だから、母だから」にとらわれていた

今思うと私のなかでも「妻は旦那に従うもの。稼いでもないのに反論してはいけない」という思い込みがありました。また、母親になったことで、一個人としての自信をなくしていたのかなぁと思います。

「よいお母さん、よい妻になりたい」という気持ちもありましたが、我慢してばかりだと限界がきてしまう。そしてイライラを態度に出して、気づいてもらおうともしていました。

でもそれだとなんの意味もなく、言葉にして伝えることがなによりも大事だな、と思いました。何度も何度もぶつかりましたが、今ではなんとか夫婦で協力ができるようになっていると思います!

●夫・はんにゃ川島さんの意見は?

「夫婦の在り方が自分が思っていたものとだいぶかけ離れていました。男は仕事、女性は家事や育児をするのが当たり前だと勘違いをしていました。
妻のなっちゃんが、なぜ家にいるのに家事ができてないのか、わかりませんでした。
コロナ渦になり実際に経験してみると…2、3時間ならいけても一日じゅうとなると、キレイに部屋を片づけてもまた散らかるのくり返し。無限ループです。何事も経験してみないと大変さはわからないなぁと実感しました。当時の自分に言ってやりたいですよ。
『お前の考えは間違ってるぞ』と」(川島さん)

◆川島さん夫妻が二人三脚で乗り越えたがん体験をつづった『はんにゃ川島のお笑いがんサバイバー』(扶桑社刊)が好評発売中。こちらもぜひチェックしてみてください。