6月が最盛期である“梅”。その上品な香りは初夏を感じることができますよね。この時季に自宅で梅仕事をされるという方も多いと思いますが、なんとなく初心者には少しハードルが高いイメージも…。そこで、今回は30代のESSEonline編集部員が実家で梅シロップ&梅酒づくりに挑戦! 不器用が行った梅仕事の全貌を正直にレポします。
2022年は無印良品の梅酒づくりセットで梅仕事に挑戦
すべての画像を見る(全17枚)生梅を使って自家製の梅酒や梅干しなどをつくる“梅仕事”。季節を感じ、丁寧な時間を過ごすことができそうなので、やってみたい…! という気持ちは毎年芽生えるものの、いろいろな手間を考えるとなかなか実行できずにいた私。
今年も頭の中で考えて終わりか…と思っていたそんな矢先に、何気なくみていた無印良品のアプリで「梅酒づくりセット」を発見!「コレならできるのでは…?」と、見つけたその日に早速注文してみました。
●2つの異なる梅酒セットを注文!
無印良品のアプリではいくつか種類があったのですが、在庫状況と品種の説明を読んで悩んだ末、色味や見た目が異なる、和歌山県紀州の「古城梅」と「パープルクィーン」のセットをそれぞれ購入。
届いた梅酒づくりセットをあけてみると、箱からは梅のいい香りが…! 箱の中には梅1kgのほかに、果実酒ビンとつくり方などが書かれた紙が1枚入っていました。
こちらの梅が「古城梅(こじろうめ)」。梅というとこの色と形が思い浮かぶ方がほとんどかと思いますが、古城梅は“青いダイヤモンド”と呼ばれ、その名の通り、青くかたい実が特長です。
そしてもう1つは、濃い紫色の小梅「パープルクィーン」という品種。パープルクィーンは、流通量が少ない希少品種だそうで、梅酒にすると鮮やかで透き通ったピンク色のエキスが出るんだとか。
ちなみに2つ梅を比べるとその違いは歴然。色も大きさも異なるので、それぞれどんな仕上がりになるのかとても楽しみです!
●仕込みをする前に大切なこと
梅の実は青果のため、届いたらできるだけ早く仕込むことが大切。そのため、到着後すぐに説明が書かれた紙を参考に、氷砂糖0.8kg~1kgとホワイトリカー1.8リットルを購入しにいきました。
買い物中に、せっかくなので1つは暑い夏の日中に飲める梅シロップをつくることに急遽変更。そこで急いで梅シロップのつくり方を検索したところ、梅と氷砂糖でつくれるとわかり、氷砂糖×2、ホワイトリカー×1を購入しました。
この時季になるとスーパーでも、梅酒・梅シロップづくりの人のためのコーナーができているも、初心者にもわかりやすくていいですよね! そして、自宅に戻って早速仕込みに取りかかることに。
梅酒は長期間保存することになるので、雑菌が繁殖しないようにビンを消毒することがとても大切です。煮沸消毒ができるビンなら、煮沸消毒をして仕込むのですが、今回使うのは4リットルのビン。
どうしよう…とあわあわしていたところ、「煮沸消毒ができない容器の場合は、洗剤でよく洗い乾燥させたのちに、食品用アルコールなどで容器の内側や口元を拭いてください」という1文を発見。キレイに保存容器を整え終わったところで早速梅の仕込みに…!