安価で加工しやすいホワイトウッドを使い、6万円弱で完成

屋内から見たウッドデッキ
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お互いの両親が車イスを使うであろう年齢を想定し、濡れ縁に使う資材は、10~15年くらい使用できれば十分と考えました。

そこで、ホームセンターのスタッフと相談。耐久年数はそこそこで十分、その代わり安価で手に入り、加工しやすいというホワイトウッドを選択しました。屋根がある分、雨ざらしの場合よりは、長く使えることを期待しています。

サイズは、2×6材の12F(約3650㎜)で、1本2980円を16本購入。軽トラックで自宅に搬入しました。

ウッドデッキのフロア部分は、スロープの幅ジャストサイズにしたかったので、電動ノコギリを使い長さ79cmにカット。12Fからは4本取ることができました。

塗装は木材の耐久年数をカバーできそうな、屋外用の防腐・防カビ・防虫入り高耐久タイプの水性塗料を採用。カラーは、屋内外から見たときに家全体の雰囲気となじむよう明るめのブラウンに。

工具類は持っていたので、そのほか必要なステンレスビスや塗装用のハケなどそろえて、費用の総額は5万7000円ほど。

設置に関わった人数は、私を含め身内の大人3人。おもに休日を使い、1か月ほどででき上がりました。

ちなみにもっとも苦労したのは、デッキの下の土台部分の木材をスロープの傾斜に沿って、斜めにカットすること。少しずつカットしながら水平器で角度を確認。一部削り過ぎている柱がありますが、自宅にあったゴム板をはめ込んで、調整しました。

 

いろいろなシーンで便利!わが家の活用例を紹介

ウッドデッキで遊ぶ子ども

ウッドデッキをつくったことは、わが家にさまざまなメリットをもたらしました。ざっとまとめると、以下になります。

・布団シーツやラグの干し場に便利。2階ベランダへの上り下りがなくラク
・雨の日に、子どもが外で遊びたいというときの遊び場に
・庭で過ごすときの腰かけや、買い物の一時置きの場所に使える!
・天気のいい日は、気持ちのいい読書スペースになる

ウッドデッキができてからは、洗濯後、水分を吸って重くなったシーツやラグを2階に持って上がる家事がなくなりました。負担が減り気持ちがラクに。

また、雨でも外に出たいと元気いっぱいな息子たちが、ウッドデッキで遊べば満足してくれるので助かっています。

ただし注意も。ウッドデッキには柵がないので、子どもがうっかり落ちてしまったことも…。高低差22cmと低いので、幸いケガはありませんでした。

今では落ちないように気をつけて遊ぶようになりましたが、小さい子どもを持つ家庭ならガードや柵などの対策が必要だと感じています。

 

おうち時間が充実!ただしメンテナンスも必要

ウッドデッキ全体

屋外に設置しているので、やはり気になるのが、砂ボコりや雨のあとのシミ汚れ。1週間に1度ふき掃除をしています。

少しでもサボるとウッドデッキを歩いたときに足裏が真っ黒に。しかし、充実したおうち時間のことを考えれば、大した手間ではありません。

わが家の場合、ウッドデッキは半永久的に利用しないものと割りきって、材料選びとDIYをしました。使用期間をイメージしながら工夫をすれば、費用も抑えられる。それがDIYの醍醐味だと感じています。

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