70代、ひとり暮らしのシニアブロガー・紫苑さん。月約5万円の年金をやりくりしながら、お金をかけなくても豊かな暮らしを実践しています。紫苑さんの生活の工夫について教えてもらいました。

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60代で初めて真剣に向き合って、お金の不安を解消

紫苑さん
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30代で離婚し、子ども2人を女手ひとつで育てた紫苑さん。「目の前の仕事をこなし、子どもを育てるのに必死。生活に困らない程度の収入があったので、お金のことは無頓着でしたね」と語ります。

●1か月5万円で暮らすため、衣食住…さまざまな工夫を

60代に入り、仕事が減って貯金をどんどんと崩すことになっても「不安になるだけだから、お金のことは考えないように」と先々のお金のことは見て見ぬふり。収入が減っていくなか、家賃を払い続けることが負担になったため、貯金をほぼ使い果たして築45年の中古一戸建てを購入。国民年金だけでやりくりすることになり、いよいよ現実を直視するようになったといいます。

1か月5万円で暮らすため、衣食住…さまざまな工夫を試しました。食事は安い食材で自炊、オシャレは手持ちをリメイク、インテリアはDIYと、試行錯誤を繰り返すうちに節約を楽しむゆとりも。

「工夫すれば年金で暮らせることがわかり、お金の不安が消えました。自炊と運動で以前より体調がいいし、健康寿命を延ばして、これからの暮らしを楽しみます」