だんだんと気温が高くなり、夏前のこの時季にやっておきたいのが、紫外線対策。「髪も肌と同じように、紫外線でダメージを受けます。抜け毛の原因にもなるので、しっかりケアしましょう」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。 今回は、簡単にできる髪の紫外線対策を2つ教えてもらいました。

大人のヘア問題白黒つけます
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さとゆみ:紫外線が強まる季節になりましたねー。

八木ちゃん:この時季にしっかり紫外線ケアをしておかないと、髪のダメージが進行するだけではなく、頭皮に負担がかかって抜け毛の原因にもなります。

さとゆみ:そうそう。髪だけではなく、頭皮を守ることが大事なんですよね。

八木ちゃん:そこで意識してほしいのが、分け目です。たとえば、このヘアスタイル、一見、素敵に決まっているように見えるのですが、紫外線対策的にはNGなんです。

女性正面
一見なんの問題もないように見えるヘアだけれど…

 

さとゆみ:それはどうしてでしょう?

八木ちゃん:頭頂部に注目をすると、分け目がはっきりついていることがわかります。

女性頭頂
部分け目がはっきりついていると、そこから日やけ&頭皮ダメージにつながる

 

八木ちゃん:こういう髪型は、分け目部分が日やけしやすいですよね。紫外線の影響を受けるわけです。すると、健康な髪が生えにくくなったり、分け目部分が薄くなってしまったりといった現象が出やすくなります。

さとゆみ:分け目ぱっくりは、見た目の問題だけではなく、紫外線対策的にもNGというわけですね。

●分け目をぼかしたひとつ結びで紫外線対策

さとゆみ:でも、分け目ってどうしても同じ場所でついちゃう人、いますよね。

八木ちゃん:そういうときは、髪をまとめてしまうのもいいと思います。分け目をぼかした状態のまま、髪を結んでしまえば、普段の分け目に戻ってしまうこともありません。

女性の頭頂部
分け目がつきやすい人は、分け目をぼかしたあと、髪をまとめてしまうのも手

 

さとゆみ:なるほど。強制的に分け目をなくすわけですね。

八木ちゃん:ワックスなどで、分け目をつけないように、手ぐしで髪をまとめてから結ぶと良いですよ。

髪を触る女性
ワックスやヘアバームなどを使って、髪に手ぐしを通しながら、分け目がつかないようにざっくりまとめるのがコツ

 

八木ちゃん:この方法でしたら、普段分け目がぱっくりつきやすい人でも、分け目なしのスタイルにできると思います。

女性の頭頂部
紫外線の強い時季は、分け目のないスタイルに

 

八木ちゃん:ショートヘアのように結べない人は、なるべく分け目をぼかすことを意識してくださいね。