●IHコンロにすることで作業台としても活用

IHコンロ
IHコンロにすることで、使わないときは作業台にも
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コンロはガス火ではなくIHにして、コンロを使用しないときにはそこも作業台として活用することにしました。狭小キッチンでは、ひとつで何役もこなしてくれるアイテムを取り入れることが必須です。

火力面ではガス火が恋しくなることもありますが、五徳を掃除する手間が省け、コンロまわりの掃除がラクになったのは大きなメリットだと感じました。

 

●コーヒーメーカーなどの家電はリビングに

コーヒーメーカー

コーヒーはリビングでのんびり豆をひいていれることが多いので、わが家の場合は無理にキッチンにコーヒーセットを置く必要はありませんでした。そのためコーヒーメーカーをはじめ、炭酸水メーカーなどの嗜好品もリビングに置くことにしました。

コーヒーセット

飲食関係のものをまとめてキッチンに置ければそれがいちばんいいのかもしれませんが、限られた空間しかないのであれば仕方がありません。少しでも広く活用するためにも、自分が使いやすい場所に置いてもいいと思います。整理収納の観点からも、使う場所に収納することで時短に繋がることもあるとされています。

 

●天井など縦方向にも収納を設ける

吊戸棚

狭小キッチンの場合、収納を床面積だけで考えず縦方向も使うようにするのがおすすめです。わが家では天井にアイアンつり棚を設置し、収納力を上げました。

アイアンはマグネットがつくので、マグネットフックを買い出してさらに収納力をアップさせています。マグネットフックにはゴミ取り用のミニホウキやスケール、台ふきなどを引っかけています。

 

●【最後に】狭さをどのように補うかを考えてリノベを依頼する

単身世帯なら、狭いキッチンでもわりとなんとかなるものですが、夫婦で暮らす家でキッチンが狭いというのはやはりちょっとしたストレスになります。私が以前暮らしていた賃貸アパートのキッチンはとても狭く、夫婦で一緒にキッチンに立つと高確率で尻相撲大会が繰り広げられていました。

キッチンリノベ

今回の家は以前のアパートのキッチンよりも少し広さはあるものの、家の許容量的にかなり狭いスペースしか確保することができませんでした。限られたスペースを最大限まで活用するには設計士さんの意見が大変参考になります。家を建てるときやリノベーション工事を行う際には、普段のキッチンの使い方や希望の大きな括りはもちろん、なにをどこに置きたいかなどの細かな部分までしっかりと伝えることが大切です。事前に使い方を洗い出すことで、使い勝手のいいキッチンが生まれてくるはずです。

まずは頭の中にある生活のイメージはできるだけ共有し、一緒に考えてもらうのがおすすめです。