リノベーションで理想の家づくりをしたいものの、なかなかすべてを叶えることが難しい場合もありますよね。 今回、狭いキッチンを使い心地をよくするためにリノベーション依頼としたという、整理収納アドバイザー2級の資格をもつライターの小林ユリさんに、工夫点について教えてもらいました。
狭いキッチンのリノベーション、こうして使い心地をUP
すべての画像を見る(全8枚)実家の戸建てをリノベーションしたわが家の場合は、狭いスペースに詰め込むようにキッチンを増設したので、I型キッチンしか設置することができませんでした。回遊動線が確保されているような広々としたキッチンに憧れつつも、現実はなかなか厳しいものです…。
ただ、ごく限られた狭いスペースであっても料理がスムーズにつくれ、キッチン全体の使い勝手を上げることは可能です。狭小キッチンの使い勝手を上げるべく、リノベーションの際な取り入れたアイデアについてご紹介します。
●リビングとの境界線をつくらない
キッチンはアイランドキッチンではなくリビングに背を向ける形のI型キッチンで、なおかつ立ち上がりの壁を設けてはいますが、それでもキッチンがリビングの中に組み込まれているようなデザインです。そのため、リビングとの色味や雰囲気を合わせて統一感を出すように意識しました。流し台や食器棚の色や材質、テイストをそろえることで空間が分かれにくくなり、キッチンはもちろん部屋全体が広く見えます。実際のスペースが狭いことには変わりありませんが、見た目が広く感じられることで「なんて狭いキッチンなんだろう」と不満を感じにくくなりました。
●アイランドカウンターを設置
流し台の背面に作業台としてアイランドカウンターを設置しました。棚は食器棚として使用していますが、台の上の一部を作業台として活用しています。あらかじめお皿を用意しておくこともできるので、盛りつけなどの作業もラクに進めることができます。身体の向きを変えるだけなので動線的にも良く、とても重宝しています。