暇つぶし的に高校野球の試合に行ったらハマった!

天気さえよければ、ぽん子ちゃんは公園に連れて行くとずっと遊んでいてくれます。しかし、公園ばかりというわけにはいかず、行事的なことも必要です。僕のスマホは、グーグルが僕の関心事にフォーカスした記事をずらっと並べてくれています。それを見ていたら、野球グッズの検索からの情報でしょうか、県の高校野球大会が開催されいてるとの記事がありました。長男のうーちゃんは野球が好きなので、誘ってみると行くと言います。

うちから車で30分の距離の球場で、よく甲子園大会に出場する有名高校の試合があり、家族全員で行くことにしました。入場は大人600円で、子どもは無料でした。全席自由で、けっこうお客さんが入っているのに、見渡すとバックネット裏の最前列が空いてます。すでに試合は始まっていて、いいのかなと思ったけど座ってみました。

●白熱する試合に親子で大盛り上がり!

すると、ピッチャーの投げる球の速さや、バットに球が当たる感じの迫力が凄くて、変化球もなんとなく見えました。その試合は甲子園で準優勝したこともある私立高校と、名もなき公立高校が対戦していました。僕は公立出身ですので、公立高校を応援していたら、私立高校は大人みたいな体格の高校生が何人もいて、公立高校は中学生みたいな体形の男子が何人もいます。

私立高校がボコボコに打ちまくって1回で10点取りました。10点差がつくとコールドゲームなのですが、5回までは試合が続きます。公立高校の守備が崩壊し、1つのアウトを取るまでが大変で、地獄のような時間が続きました。非力なピッチャーが歯を食いしばって投げ続ける様子に心打たれて、アウトを1つ取るたびに渾身の力を込めて拍手しました。

僕が彼の立場なら自らマウンドを降りてベンチに戻り、監督やだれかがなにを言ってもドアをあけて通路を通って球場の外に出ていると思います。そして自販機でコーラを買って一気飲みします。彼はそんなことをせず、表情にも出さず淡々とボールを投げ続けました。

ところが、うーちゃんは僕とは反対に名門の私立高校を素直に応援して、まるでウルトラマンが怪獣を一方的に退治することに興奮するような感じで私立高校の活躍に声援します。近くには公立高校のママさんがいて、冷や冷やしました。

●高校野球観戦はコスパも抜群のレジャー

野球観戦する家族
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そんな感じで僕は公立高校に肩入れして興奮し、うーちゃんは私立高校の活躍に興奮し、ママは野球のルールすらあまりよく知らないまま見ていたのに若い子ががんばっている様子がとてもおもしろかったそうです。

ぽん子ちゃんはすぐに飽きておばあちゃんと球場の外にお散歩に行きました。公立の野球場の近くには大きな公園が併設されていて、工夫を凝らした安全な巨大滑り台があります。そこでぽん子ちゃんは無限に遊んで、帰ろうとするといやがります。

ゴールデンウィークに商業施設に行くといくらお金があってもたりません。野球が600円で公園は無料で、半日くらい余裕でつぶせます。それに味をしめて連休中に3回も行ってしまいました。毎回最前列か2列目くらいに座れます。

子ども以上に僕とママがすっかり高校野球に魅了されてしまい、連休が終わってからも平日の試合にこっそり通っています。