片づける時間がない・家族が協力してくれない「ないないづくし」は、アイデアと工夫で改善できます! すぐにマネできる収納テクを、整理収納アドバイザー親子としてTV・雑誌で活躍する、清水幸子さん&麻帆さんに教えてもらいました。
家族が協力する収納でストレスと片づけ時間ゼロ
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3人家族で55.5㎡のマンションに住む清水さん一家。けっして広いとはいえない空間なのに、余計なものがないすっきり空間は、まさに理想の暮らし。
「うちも散らかるときは散らかっているんですよ(笑)。しかも夫は片づけ下手。でも、時間をかけて戻しやすい収納システムをつくったら、だんだん片づけてくれるようになり、散らかっていることも減りました」(幸子さん)
「私は『片づけて!』と言われたことはないんです。その代わり母が分類やラベルで片づけやすくしてくれたので、自然とできるようになっていました」(麻帆さん)
2人が口をそろえて言うのは、収納の工夫とコミュニケーション。
「収納グッズを使ったり、出し入れのストレスを減らしたり。家族の意見を聞きながら、簡単に戻せる収納をつくると、片づけ時間ゼロが実現しますよ」(幸子さん)
ものを机や床に置かないことを徹底!
「共有スペースが家族のものであふれてまったくきれいになりません」という読者のお悩みを清水親子が、親と子の両目線で解決します。
ものが散乱する原因は、定位置が決まっていないか、床や机の上を定位置にしてしまっているため。「床と机にはものを置かない、と決めて定位置を見直して」(幸子さん)「動く収納や浮かせる収納がおすすめ」(麻帆さん)
【ものを机や床に置かないと“最速”で片づくワケ】
・取り出しやすく戻しやすいからきれいをキープしやすい
・「片づいていないもの」が目につくので家族に伝えやすい
●リビングには家具やものを置かず床が常に見える状態に
仕事場にもなるリビングは家具を最小限に減らし、雑然としがちなものは可動式家具などで使い勝手よく収納。「広い面を見せることを意識したら掃除もラクに」(幸子さん)
●プランターもキャスターつきにすれば床置きしなくてOK
植物の鉢は、ガーデンラックにまとめてすっきりと。「キャスターつきなので掃除のたびに動かさずにすみ、床の汚れ防止にも」(幸子さん)
配置替えしやすいので、元気に育ちます。
●マグネットを使えばペンも浮かせられる
ボールペンは瞬間接着剤でマグネットをつけ、スチール製のラックにペタリ。「Seriaの『玄関ドアにくっつくハンコホルダー』も便利! 行方不明になりません」(幸子さん)