Case3. 年齢とともに使い分けることのできる勉強机
こちらの事例では、Ⅱ型キッチンの前に大きなダイニングテーブルをつくりつけました。
幅90cm、長さ1.9mあると、子どもが小さいときはダイニグテーブルで十分読み書きができます。
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キッチンの奥行きも1.4mあるので、もっと小さいときはキッチンに座って色塗りなども可能。左奥にスタディコーナーが見えています。
子どもが多い家庭では、成長とともに、長男や長女は少し静かな環境で勉強したいという時期がやってきます。
ここで「子ども部屋へ行きなさい」となることが多いのですが、それをどこまで引き延ばせるが重要な気がします。だれも頑張っている姿は見てほしいはずだからです。
このスタディコーナーは、そんな時期の長男、長女専用といったところ。リモート授業も見越して、電源、インターネット回線も準備しておきましょう。
Case4. 吹き抜けを介した、2階リビングのスタディコーナー
こちらは閑静な住宅街に建つ、南向きの2階建て住宅です。ゆったりした敷地で、中央に大きな吹き抜けをプランしました。
南に面する窓から、冬は室内奥深くまで光が届くよう、夏は光をさえぎるよう、屋根と庇(ひさし)をデザインしています。
これによって、冬、夏とも非常によい環境が保たれています。
その明るさを生かした、吹き抜けに面した2階でリビング学習できる間取りです。
勉強机は4mあり、家族4人が座ってもゆったりとしています。
腰壁にあるランダムに開口は、なんとなく親の気配を感じられるよう考えました。子どもは遊びの天才。バスケットのゴールのように使われたこともあるそうです。