人間にもペットにも、快適さアップの工夫がいっぱい
すべての画像を見る(全19枚)コンパクトなオールステンレスのキッチンは、使い勝手を重視。背面の飾り棚には、鍼灸師・漢方スタイリストでもある妻のスパイス類がずらりと並びます。2回目のリノベーションの際に、棚板を追加して収納量をアップさせました。
収納が充実していてものが散らかりにくいYさん宅のキッチン。スタイリッシュなステンレス製のキッチンは、サンワカンパニーと無印良品のコラボ商品です。インテリアとの相性がいいうえに、耐久性が高く、掃除もラク。
最初のリノベでリビングにテレビボードを造作。テレビボードの上にはキャットウォークを取りつけましたが、じつは一度も使ってもらえなかったそう。現在はグリーンを置くためのディスプレイ棚として活用しています。
2回目のリノベで、妻の部屋の壁にペット用の小さな通り穴をつくりました。部屋のドアが閉まっていても、愛猫と愛犬が自由に行き来可能。夫妻だけでなく、2匹の快適さもアップグレードされました。
ロフト下のスペースを利用して、洗濯機置き場を設けました。生活感が出ないよう、ルーバー扉をつけています。洗濯機を使用しているときに、ロフト上の夫のプライベートスペースに音が響かないように、防音対策も施しています。
以前は洗面スペースが狭く使いにくさを感じていたため、向きを変更してスペースを広げました。造作した洗面台は清潔感のあるシンプルなデザインに。洗面ボウルはショールームに行って悩みに悩んだ末に決定したもの。
玄関は床をモルタルで仕上げて土間仕様に。ロフトの下に生まれたデッドスペース(写真右手)には、シューズボックスを入れて有効活用しました。ゲタ箱が必要なくなったため、姿見や植物を置いてもゆとりの広さに。
妻の部屋に併設したウォークインクーロゼット。ハンガーパイプを取りつけ、洋服をかけて収納できるようにしました。また、アクセサリ―専用のラックを取りつけて、パッと見てすぐに必要なものが選べるようにしたのもこだわり。
ミニマムなLDKにはソファを置かず、収納も兼ねた小上がりを造作。ペットたちの安全面に配慮して、床にしっかりと固定。小上がりの中にはペットボトルやストック食品などを収納しています。
間取り(リノベーション前後)
リノベーション前
リノベーション後
キッチンを移動し、対面キッチンに。新たにロフトを新設し、下段にはウォークインクローゼット、洗濯機置き場を設けました。リビングダイニングをできるだけコンパクトにすることで、それぞれの個室も実現
DATA
建物規模:地上10階建ての8階
素材
玄関
床:モルタル 壁:躯体現し+AEP塗装 天井:AEP塗装
廊下
床:ナラ無垢フローリング 壁、天井:AEP塗装
LD、寝室、WIC
床:ナラ無垢フローリング 壁:躯体現し+AEP塗装 天井:AEP塗装
キッチン
床:塩ビタイル
壁:躯体現し+AEP塗装
天井:AEP塗装
ロフト
床:塩ビタイル 壁、天井:スイス漆喰(カルクウォール)
洗面室
床:塩ビタイル 壁、天井:スイス漆喰(カルクウォール)
トイレ
床:塩ビタイル 壁、天井:AEP塗装
設備
キッチン
MUJI+KITCHEN
サニタリー
トイレ:パナソニック
洗面台:オリジナル
洗面ボウル:サンワカンパニー
ユニットバス:LIXIL
設計・施工:リノベる。
物件探しや住宅ローンの相談、設計・施工、インテリアコーディネートの相談まで、専属スタッフがトータルサポート。累計4000戸以上の住宅設計・施工実績を有している。北海道から九州・沖縄まで全国に展開するショールームは、リノベのイメージをつかみやすいと好評