●2:子だけでではなく、親にも手をかけすぎない
30歳から40歳までの10年間。介護施設にお世話になった祖母の担当は私でした。
年を重ねれば、人のお世話になる時期はだれにでもやってきます。あのとき同様、なにかあればできることはしようと思います。でも、今、私の母は元気です。
もともとは車生活がメインの田舎で暮らしていたので、以前はなにかあれば私頼みでしたが、徐々に「できる限り、ご自分でお願いします」を定着させていきました。
それは冷たさではなく、77歳の母が、自分の体と頭・心を動かす理由にもなります。
ありがたいことに、今の母は一人時間を上手に楽しみ、私たち家族を助けてくれる存在にもなっています。
●3:「しすぎる」にブレーキをかける
寝る・食べる・飲む・運動する・考える・話す・情報を集めるなどの行動。
体に必要なこと、暮らしに必要なことは不足すると困るのはもちろんですが、逆にしすぎると悪影響が生まれる場合も。
そのときの自分にとっての適性を知り、心地よく暮らすことができるといいなと思っています。私は子育てが落ち着いたら、睡眠時間が以前より長くなりました。悩む・考える時間も格段に減りました。
今の私が大切にしているのは、「家族のためにがんばること」ではなく、仕事を楽しみつつ、「自分の心と体をゆるめ・ゆとりを持つこと」です。