●入居後も「ものの見直し」は続く

入居翌々日の和室
まだまだものが多い、入居翌々日の和室。
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引っ越し前に、ものと向き合い収納ケースや小物の量をずいぶん整理しましたが、入居後もさらなる整理を迫られました。紙面上のシミュレーションでは分からない、高さ情報や扉の有効サイズの関係で、収納力が思うほどなかったからです。

ひと月後の和室
引っ越しひと月半後のスッキリと片づいた和室

「まだ使えるものを捨てるなんてもったいない」と、手放すのを躊躇してしまうのは「もの」にフォーカスしている証拠です。考えるべきは、「どういう暮らし方がしたいか」。これからの暮らしを心地よくするために、ときには手放すことも必要です。

 

●事前に決めた家具の配置にこだわりすぎない

リビング
引っ越し半月後のリビング

また、引っ越しにおいて、「どの家具をどの部屋に置くか?」など、事前に配置をシミュレーションすることはとても重要。新しい暮らしを想像しながら家具の配置を検討することで、手元に残すか手放すかの判断にもつながります。

ですが、それはあくまでも2次元上のイメージにすぎません。事前に決めた家具の配置にこだわりすぎないことも大切です。

 

●暮らしを常にアップデートするためには、観察が重要

実際に暮らし始めて何かしらのストレスを感じるということは、そこに暮らしを改善するポイントがあるということ。これは引っ越しの有無にかかわらず、だれにでも当てはまることだと思います。

暮らしは常にアップデートすることができます。持ち家や賃貸、新築、築古など、どんな物件であっても、ものを手放したり家具の配置を見直したりすることで、自分にとって心地よい空間になっていくのです。

そのために必要なのが、観察すること。自分はもちろん、家族の行動を観察しながら、動線やアクション数、収納方法などを今一度見直す習慣をつけてみるといいかもしれません。