●今度はうーちゃんがお熱!家族全員が濃厚接触者です
月曜日、今度はうーちゃんが39℃のお熱を出し、小学校にお休みの連絡をしました。うーちゃんはぽん子ちゃんと違って元気がなく、ストーブの前で横になっていたので、布団で寝させました。
市のドライブスルーPCR検査をスマホで申し込むとその日のうちに受けることができました。ぽん子ちゃんを家に置いていくわけにはいきません。5人乗りのコンパクトカーにすし詰め状態で検査に向かいます。これでさらに濃厚接触です。
もう僕はこのとき、家族全員が感染して陽性になっている覚悟でいました。感染初期から潜伏期間、発熱、そしてその後の2日間、4歳児を隔離して生活することなどできません。食べ残しを食べずに捨てるくらいで、引き続き濃厚接触状態です。
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検査会場はつぶれたガソリンスタンドで、完全にドライブスルーで行われます。係員の指示は全部パネルに書かれていて、言葉を交わす必要がありません。指示通りに車を進めて、指示された場所に駐車して窓を少しあけて唾液を採取する入れ物を受け取ります。渡された用紙にはレモンや梅干しなどの画像がプリントされています。
ぽん子ちゃんは、また鼻にずぼっとされると思って「おはなにずぼっとされるのやだ」と不安そうに声を震わせていいました。
「ぽんこちゃんはなにもしなくて大丈夫だよ」と言いました。
じつは僕は唾液がすごくよく出て歯医者さんに嫌がられる程なので、すぐに必要量が溜まりました。ところが、歯ぐきから出血していて、唾液の中に赤いのが沈殿しており、うーちゃんに指摘されました。おばあちゃん、ママ、うーちゃんは苦労して唾液をしぼり出しました。
●うーちゃんも陽性。隔離生活が始まります
その日の夕方、陰性の人はメールで結果が知らされることになっていました。なんと、僕もママもおばあちゃんも陰性でした。うーちゃんの分はメールがなく、電話で「陽性」を知らされました。
ワクチンを打っている大人はみな陰性。僕とママは打ってまだ4か月くらいだけど、おばあちゃんは6か月経過して3回目の通知が届いていたところでしたが、大丈夫でした。
うーちゃんの隔離期間に合わせて、うーちゃんの陽性から10日間の隔離生活が始まりました。僕の地域では買い物は、事前に買うものを決めて手早くすませるという方式だったので、それほど厳しい生活ではありませんでした。僕も仕事場のアパートでひとり作業でだれとも接触しないので、とくに普段と変わることがありません。
ぽん子ちゃんもうーちゃんもお熱が一日出ただけで、翌日から平熱に戻りました。パルスオキシメーターは二人とも99か98です。なのでとても元気で、一日じゅう家にいて子どもたちの相手をするおばあちゃんが参ってしまいました。
おばあちゃんがダウンしたら困るので、僕も仕事時間を減らして毎日2時間くらいしか仕事できませんでした。家にいるようにして、自宅の駐車場でうーちゃんとキャッチボールをしたり、ぽんこちゃんと雪だるまをつくったり、リビングでだるまさんがころんだをして、録画したポケモンを見たりなんとか時間を潰すことに四苦八苦しました。
そしてとうとう自宅隔離期間が終わりました。ぽん子ちゃんは、保育園に行きたいと言っていましたが、久しぶりに行くと、玄関で戸惑って下を向いてちょっと緊張しているようでした。
幸い、うちは大人が陰性で、子どもは発熱だけですんで非常に軽いものでした。ワクチン3回目は副反応が嫌だからどうしたものか迷っていましたが、今は絶対に打とうと思います。ワクチンありがとう、と心から叫びたいです。