趣味を楽しめるグルニエ(屋根裏部屋)も誕生!
すべての画像を見る(全18枚)ホールの天井扉からハシゴで上がる既存の屋根裏収納を、リビングから昇降できるグルニエ(屋根裏部屋)に変更。天井板を撤去したことで、上下がつながるオープンな空間に生まれ変わりました。
「ほぼデッドスペースだった穴ぐらのような屋根裏収納が、下の空間とつながって最高です」(夫)
LDでくつろぐ家族と愛犬たち。幅広の無垢フローリングとのコントラストを生んでいるブレースは、昇降位置の変更に合わせてずらして設置し、必要な強度も確保。
ほどよいこもり感があり、居心地のよさそうなグルニエ。趣味を楽しむスペースとして活用しています。
窓辺の室内干し用のバーやカーテンポールが、ブレースと調和。グルニエができたおかげで、「有効スペースが増えたばかりか、開放感も格段にアップしました」(夫)。
水回りや個室もスタイリッシュに
造作の洗面台は、妻のメイクコーナーも兼ねたつくりに。広いカウンターは洗濯物の整理や入浴後の長女の着替えなどにも重宝しています。
水がかり部分のクラシカルなタイルや、床のヘリンボーン柄の塩ビタイルなど、内装材にもこだわりがいっぱい。
ホールとLDKを仕切る壁とドアは、腰から上をガラス張りに変更することで光が入るように。「帰宅した際も家族の姿がすぐ見えてうれしくなります」(夫)。
左手の引き戸の奥が洗面室。帰宅後、手を洗ってからLDKに入れます。
1階からの階段には新しいフローリングを張ってリニューアル。真ちゅう製のブラケットライトがプレーンな壁面に温かみを添えています。
トイレはタンクレスタイプに変更したため、間口を広げて手洗い用のカウンターを設置。濃いグレーのクロスや木をあしらった照明などで、居室のような心地いいスペースに。
必要最小限の広さにした寝室。壁と天井は塗装仕上げのような質感のグレーのクロスを採用しました。「寝る際にちょうどいい暗さになり、とても安心して休めます」(妻)。一部高さを出した天井は、既存を生かしたものです。
ホールから出入りするウォークインクローゼット。隣接する寝室のクローゼットを取り込んで、衣類や家電などをたっぷりしまえる広さを確保しました。
Tさん宅は戸建て住宅の2階部分のリノベでしたが、高さを生かし、「いってみれば平屋だったスペースが2階建て風になりました」と大満足。暮らしやすく、おしゃれに変身した「実家リノベ」の好例といえそうです。