専有面積80㎡超える角部屋の中古マンションを購入、リノベーションした事例を紹介します。こちらに暮らすのは、4人家族の羽田さん一家。アイランドキッチンの腰壁に沿ってダイニング、リビングまでL字型にぐるりと囲むロフトが特徴的です。ラフな質感が魅力のOSB合板を使った内装など、インテリアも見どころがいっぱい!
すべての画像を見る(全17枚)ロフトを造作して、念願だったハンモックも実現
和室とキッチンを取り込んで生まれた広々としたLDKは、天井をはずしてRCの勾配天井を現しにすることで、開放感がさらにアップ。アイランドキッチンの腰壁に添わせるように、L字型のロフトを造作しました。
クールな雰囲気の天井にはシーリングファンを設置。「天井を高くしたので、空気の循環用にぜひつけたいと思いました」という妻の希望を実現しました。
ロフトの下段は、ハンモックで遊べるくらいの高さと広さがあります。「リノベでどうしても実現したかったのが、このハンモック。強度を計算してロフトの梁部分につけてもらいました」(夫)。
床から天井までの高さが約2mあるので、ハンモックを設置してもスペースに余裕があります。
当初はロフトの昇降用に階段を造作する計画もありましたが、圧迫感の軽減、取りはずしの容易さなどからハシゴ式に変更。ニッチのある壁面は薄いグレーにペイントして棚を設置し、収納兼多目的スペースとして使っています。
ロフト上部に上ってみると、パイプスペースの凹凸を利用した書棚が。現在は子どもの遊び場兼大人の漫画スペースとして活用しています。リビングからの光が届いて、明るい空間に。
ロフト上部からはキッチンを真下に見下ろせます。子どもが上にいても、お互いにコミュニケーションが取りやすいのだそう。
この住まいのデータ
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▼家族構成
夫30代 妻30代 長男4歳 次男0歳 -
- 新築を購入するよりも、リノベーションのほうが自分たちらしい住まいにできると思ったから
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専有面積/80.39㎡ 工事費/1400万円(税・設計料込み)
勾配天井が広がりをもたらすリビングダイニング
リビングダイニングは勾配天井になっていて、いちばん高い位置にロフトを設置。ロフトがあることで圧迫感を感じることはありません。
ダイニング側の壁にはワークスペースを設置しました。OSB合板のカウンターデスクを右手のキッチン収納までつなげています。照明用ダクトレールは勾配天井から直接つり下げる形に。
ワークスペースの飾り棚はDIYしたもの。「自分が内装関係の仕事に関わっているので、塗装や木工などの仕上げは極力DIYで。コスト節約にもなりました」(夫)。
キッチンは、タカラスタンダードのアイランド型システムキッチンを導入。ロフトの端部にぴったり合わせて収めました。