日々の家事の中で、「面倒くさい」と思いがちなものと言えば、洗濯物たたみ。まとめてやろう、あとでやろうとソファにのせたまま、山になってしまうなんてことも。
そんな洗濯物たたみから解放されるアイデアについて、毎日が楽しくなる収納術や家事コツを発信する片づけのプロ・はらむらようこさんに教えてもらいました。
洗濯を「たたむ」手間から解放されるコツ
以前は洗濯物を干すのもたたむのもおっくうで苦手な家事の1つでした。今回は、洗濯物を「たたむ」ことから解放されるために実践したアイデアについてお伝えします。
すべての画像を見る(全9枚)夫、中学生の娘と3人暮らしのわが家では、夜に洗濯して室内干しし、朝取り込むスタイル。トップスやボトムは浴室(24時間換気で乾燥)に、タオルと下着や靴下など小物類はリビングに干しています。すべて室内干しにしたことで、干す作業は毎日5、6分ですむように。でも、たたむ作業も、結構時間がかかる作業ですよね。そこでおすすめしたいのが、できる限り「たたまない」ことです。
●タオルはたたまず、イスにかけるだけ
以前は洗濯したものはほとんどたたんでいました。タオルについては、朝出勤前に時間を気にしながらたたみ、洗面室の所定の場所へしまったタオルを、帰宅してすぐのお風呂で引っ張り出して使うという流れ。
でも、日中は家族は不在です。なんのために私はタオルを畳んでいるのか。かさかさの手をじっと見ながら考え、やめました。
今は、あいているイスの背にかけて、お風呂に入るときに各自使用枚数を取るようにしました。その夜にはゼロ枚になります。見た目に不快に感じないようにタオルは1種類1色にしています。ちなみに、バスタオルは使わずフェイスタオル1種類にしているので、乾きも早いです。
●軽くたたむ必要があるものも「ソファではたたまない」
片づけのお仕事でも、洗濯物に占拠されるソファを散々見ています。また、ソファでたたんだ洗濯物を乱すことなくクローゼットに移動させようと思うと何往復もしなければなりません。
折りたたみのタオルハンガーで干していた下着や靴下、マスク、ハンカチなどの小物類は、取り込みながら、ざっくり適当にたたんで、テーブルに。
人ごとに分けたら、そのままクローゼットへもっていきます。