忙しい毎日のなかで、こなさなければならない家事。しかも、得意な分野であれば楽しめる場合もありますが、苦手、嫌いな分野の場合は、とにかくラクに、効率よくすませたいですよね。
今回は、以前は「洗濯」がとにかくおっくうだったという、片づけのプロ・はらむらようこさんが実践している、洗濯物を干す作業をとにかく早く手間なく終わらせる方法について教えてもらいました。
気が重かった洗濯物干しをラクに終わらせるアイデア
毎日のルーティンワークを1分でも減らしたい、それが私の願いです。
洗濯機まかせで重労働の家事とはいえないというのに、「洗濯」は私にとってはただただ面倒な家事の1つでした。片づけを仕事にする前は、洗濯機の完了音を聞いても重い腰が上がらず、洗濯物をたたむのも気がすすまず、家が雑然としては自分を責める、いつもそんな調子でした。
今は、洗濯完了音を聞いたらすぐ着手し5、6分ほどで家族3人分を干し終えます。同一人物とは思えない。激変には理由があります。私が平然と家事を終わらせるために実践していることをご紹介します。
●洗濯物は外に干さないと決め、洗濯機に近い場所から干す
太陽の香りがする洗濯物が大好きですが、家族全員が秋も春も花粉症があり、外干しをやめると突然の雨への恐怖も、鼻も家事もラクになりました。
わが家では洗濯するのは夜。ハンガーで干す衣類は浴室に干し、靴下や下着類はリビングの折り畳み式ハンガー、タオルはリビング窓際の物干しレールに干します。
洗濯機の終了音が鳴ったら、まずは、洗濯機そばにおいているハンガーでトップスやボトムを浴室に干します。
その後、タオルを持ってリビングに移動しささっと干して終了。気候や自分の体力など好条件がそろったときは、シーツを外に干す楽しみを味わいます。
●アイロンは限界までしないと決めて干す
アイロンをかける時間を楽しめるような服以外は、基本、ノーアイロンです。ブンブンとよく振って干せばシワはまあまあ取れます。また、ブンブン振り回すと衣類の糸くずが落ちるのですが、浴室でやれば掃除もラクに。リビングやベランダの糸くずを見て見ぬふりをしなくてすむようになりました。
また、浴室に干しますが、浴室乾燥は使わず24時間換気の状態で、入り口のドア半分くらいあけています。マンションなので、浴室に近いキッチンの換気扇も朝まで回していると、朝には乾いているのでおすすめです。24時間換気の利用なので電気代もあまりかからずにすむのもポイントです。(※筆者宅の場合。住宅・設備環境によっても異なります)