●投資性のある金融商品を組み込む

物価が上がる=現金の価値が下ると考えることができます。将来的にこの傾向が続くと、預貯金だけに預けておくと、元本そのものが減るリスクはありませんが、100円で買えた商品が110円出さないと買えないのであれば、実質現金の価値は下がっていることになります。お金の価値が下るリスクを軽減させるためにも、今後は投資性のある金融商品を一部組み込んで運用するようにしましょう。

何かしらの目標や目的を達成させるためには、ある程度まとまったお金が必要です。その目標までの期限が1~2年を短期、3~5年を中期、5~10年を長期、10年を超える超長期と考えて、短期に必要なお金は、元本が減るリスクを避けた金融商品で運用し、長期間積み立てるなら、多少リスクを取りながらもリターンが期待できる金融商品も組み合わせるとよいでしょう。その際に、iDeCoやつみたてNISAといった税制的なメリットがある制度も活用するのも一案です。投資性のある金融商品で運用する際は、「長期(長期間)、積立(毎月積み立てる)、分散(金融商品を分散させる)」ことも忘れずに行いましょう。

 

●ものを大切にする

ものを捨てようとする女性
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ものを減らしてスッキリ暮らす生活に人気が集まっていますが、デフレ時代の衣類や製品は意外と丈夫で長持ちするものが多いのも事実です。その当時のものと同等のものを今買おうとするなら、購入時以上の出費を覚悟しなければいけません。もちろん現在のものの方が機能面で優れているものもあります。しかし、まだ十分に使えるものを、勢いで処分するのはお金を捨てることと何ら変わりありません。「もの=お金」という意識を常に持って、購入時もそうですが、処分時もよく考えて行動するようにしましょう。

さまざまな理由から、年々お金は貯めにくくなっていると実感しています。しかし、過去にさかのぼってお金を貯め直すことはできないからこそ、今からできることを一つずつ行動に移して、貯まる家計の仕組みづくりをしっかりとやっていきましょう。2022年を良くするのはあなた次第です。気持ちも新たに前向きに取り組みましょう。

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