わざわざ購入するまでではないけれど、あったら試してみたい…。そんな調味料ってありませんか? それなら自分でつくってみましょう!余り物で意外に簡単にできて、意外に便利使いもできます。酢ソムリエ・内堀光康さんにつくり方と活用法を教えてもらいました

パイナップルの芯を漬けるだけでフルーツ酢ができる

フルーツ酢を作るときの注意点
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 本来捨てられてしまう果物の芯も、酢に漬ければおいしく再利用できます。あと味すっきりのドリンクとして、ぜひ試してみては。「パイナップルのほかにリンゴの皮や芯などでも、ドリンクにも料理にも使える風味豊かな自家製フルーツ酢ができます。酢豚に使うと、とてもおいしくなりますよ。ただし、保存料が入っていないので、1週間程度で使いきれる量をつくりましょう」(内堀さん)

プロのアドバイス:すりつぶした上澄みを使うとよりおいしく

「芯を酢と一緒にミキサーにかけてすりつぶし、しばらくおいてできた上澄みは、香り高く、口あたりがなめらかでおいしいフルーツ酢として使えます」(内堀さん)

ミキサー

●フルーツ酢をつくるときはここに注意

「自家製酢の大敵は、空気中にいる酢酸菌。これが繁殖すると、悪臭が発生します」(内堀さん)。酢酸菌を予防するためには、常温保存はせず、使わない日も液を動かすことが大切です

(1)必ず冷蔵庫で保存

(2)入れ物をふって液を毎日動かす