Q4 キッチンの収納は?

A.上つり収納は取りつけず、開放感を優先する傾向が。収納は飾って楽しむタイプが人気

上つり収納は、リビングダイニングとの一体化と開放感を意識したものが主流に。

「つけない、またはオープン棚にして、開放感やリビングダイニングとのつながりを楽しむ場合が増加」(パナソニック)、「つけても、オープンな飾り棚やガラスキャビネットなど、飾って楽しむ収納が人気」(CUCINA)などの回答が。また背面収納については、「飾り棚にすることも」(トクラス)、「生活感を抑える場合は、食器や食料品、家電が収まり、スッキリした印象を望むことが多い」(タカラスタンダード)など、インテリア性が重視されています。

 

Q5 キッチンの機能・性能は?

A.耐久性、清掃性、調理のしやすさ、収納力など、使い心地のよさが選ぶポイントに

リビングダイニングと調和したキッチン
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オールステンレスのキッチンは、素材本来の特徴である耐久性・清掃性の面で人気が高い」(サンワカンパニー)、「自社製の人造大理石を搭載したキッチンは、耐熱性や清掃性に優れ、すり傷がついても自宅で簡単に補修できる点が好評」(トクラス)など、素材の力による性能に関心が高まっています。

また、機能面では「3つの鍋を横並びで置けるワイドコンロが、効率的に料理ができると人気」(パナソニック)、「大容量で出し入れしやすい、家事ラクな収納を重視」(タカラスタンダード)などの意見が寄せられました。

 

Q6 キッチンを取り巻く大きな流れってありますか?

A.キッチンが暮らしの中心へと変化し、インテリアや集いやすさに強い関心が見られます

インテリアについては「リビングダイニングと調和するキッチンが求められているので、面材やカウンタートップ、水栓などにおいて、さまざまな嗜好を意識したカラーを展開」(TOTO)、「好みのインテリアと使い勝手のよさとの両立を望む傾向に」(タカラスタンダード)という声が。

集うという点では、「ひとりでも数名でも使いやすいサイズに注目が集まる」(トクラス)、「コンロとダイニングテーブルを一体化し、つくる人と食べる人の境目をなくした『IRORIダイニング』プランが人気」(パナソニック)という回答が寄せられました。

 

Q7 働く女性の増加による変化は?

A.設備や動きやすさによる家事ラクや、男性の家事参加による使い勝手の向上が目立ちます

家事ラク動線や設備は、「食洗機やオーブンなどの採用による時短化が当たり前に」(CUCINA)、「パントリーや調理家電置き場の確保で家事動線を効率化」(タカラスタンダード)、「調理中もスムーズに道具や調味料が取り出せるよう、手の届く位置に配した大容量の収納が好評」(TOTO)などの意見が。

また、「夫と家事がしやすい動線として、ワークスペースを2つ設けるプランも増加」(トクラス)と、男性の家事参加による変化も。さらに「家事作業の場から、テイクアウトの仕上げやプラスαの調理をする表舞台へと意識が変化」(家具蔵)と、ライフスタイルの変化がキッチンに対する考え方にも影響を与えたとの考察も。