60代、小さく暮らしてわかった「本当に今必要なもの」

体力に合わせて暮らしの楽しみも変化

「持ちものだけでなく、体調や体力の変化に伴い、暮らしの楽しみもずいぶん変わってきました」と、藤野さん。シニア世代におすすめな日々の楽しみをお聞きしました。

●ペットは愛らしくてお世話がラクな金魚

コンパクトに暮らす藤野さん宅の寝室

シングルベッドを2台置いた7畳の寝室。ものは極力クローゼットに収めすっきりと。窓辺には背の低い植物と金魚鉢を置き、開放感を保っています。

愛らしい3匹の金魚

鉢で飼っているのはランチュウ3匹。「仲がよく、くっついて寝る様子がかわいらしいです」と藤野さん。

「金魚はお世話がとても簡単。責任をもって最後を看取れることができるので、シニア世代でも飼いやすいと思います。見ているだけでとても癒やされますよ。ぷくぷくという水の音も心地いいです」

●一枚あるだけで、狭い部屋が華やぐアート

夫が経営するレストランに通ってくださった俳優さんが描いた作品

7畳とコンパクトなリビングダイニングや寝室には絵を飾って。

「一枚あるだけで空間が華やかになりますよ。アートは私よりも美的センスのある夫が担当。完全に任せることで自分の仕事を減らし、ラクしています」

発売中の『これからの暮らし　by　ESSE　vol．1』では、藤野さんのものを減らすコツや、高齢の親のものとの向き合い方などをご紹介。さまざまな年齢・ライフスタイルの方の少ないもので暮らすコツや、お金とのつき合い方のほか、50代以上の暮らしの情報も満載なので、ぜひチェックしてみてくださいね。