いつも決まった手順で進めがちな、毎日の家事。じつは使うアイテムを変えてみるだけで、思わぬ時短につながることもあります。
ここでは整理収納アドバイザーのまいさんに、実際に使ってみて「家事が劇的にラクになった」というアイテム3つを紹介してもらいました。
これに変えたら家事が劇的にラクになった!3選
私は家事がラクになりそうなモノはすぐに試してみます。自分に合わなかったらすぐやめればいいし、合えば続けるだけ。
いろいろと使ってみたなかで、「家事が劇的にラクになって、もう以前には戻れないもの」ベスト3をご紹介します。
●3位 洗濯のアクション数が減る!ジェルボール型洗剤
すべての画像を見る(全13枚)洗濯洗剤をジェルボール型洗剤に変えました。洗濯槽に最初に1つポンと入れるだけです。
家事をラクにする手っ取り早い方法は、「アクション数を減らす」ことです。これまでは、「液体洗剤+漂白剤+柔軟剤」をそれぞれ量って入れていました。
「洗剤を持つ→フタを外す→量る→入れる→フタをしめる→置く」×3回で、合計18アクション。でもジェルボール型洗剤なら、「フタをあける→取って閉める→入れる」の3アクション。
また、洗剤の液だれで汚れることもありません。置き場所も、在庫管理も1つ。これも大きなメリットです。
わが家ではシンプルな見た目にするため、ラベルをはがしています。つめ替え容器に入れるという方法もありますが、材質やサイズが合うか考えるのが面倒で、はがすだけ。それでも、ごちゃつきはなくなります。
ジェルボールはプヨプヨして触ると気持ちがいいですが、誤飲の危険がありますので、子どもの手の届くところに置かないように気をつけてくださいね。
●2位 食事づくりのハードルが下がる!無洗米
疲れているときは食事づくりが億劫ですよね。でもご飯さえ炊けばなんとかなるもの。お米を研がないだけで食事づくりのハードルがぐっと下がりました。
無洗米が最近おいしくなったのか、以前の私の炊き方が間違っていたのか…。数年前食べたときと全然違って、とてもおいしい!
あとから水を入れると米が踊ってデンプン質が浮き上がってしまい、べたついた仕上がりになってしまうそうです。水を入れてからそっと米を入れて、そのあと水の量を調節しています。
普通米と比べて、ぬかを取り除いているので同じ一合でも多く入ります。その分やや水の量を増やすといいです。
使ってみて、洗う手間がないってこんなにもラクなのかと実感しています。研がない時間でもう一品つくれそうなほど!
時短になるし、冬場は手が冷たくなることもなし。アウトドアにも役立つうえ、常備しておけば、災害時も水を多く使わずにお米が炊けます。
●1位 繰り返し使えるうえに手間も省ける!洗って使えるペーパータオル
ダントツの1位は、洗って繰り返し使えるタイプのペーパータオルです。
捨てるブームで、ふきんの使用をやめる人も増えていますよね。生乾きの臭いや除菌漂白、熱湯消毒の手間がイヤで、私もふきんを使うのをやめました。
代わりとしてオススメしたいのが、洗って使えるペーパータオルです。どれくらい洗って使えるかというと、10回以上です。なかなか破れませんよ。しかも洗剤なしでも汚れが落としやすいというメリットもあります。
私は同じペーパータオルを、3日かけて使いきっています。
<1日目:食器をふく>
わが家は食洗機を使っているので、急ぎの洗い物や、食器が乾ききっていないときに、ペーパータオルを使います。
<2日目:食卓や食器棚、冷蔵庫や電子レンジ周りなど軽い汚れをふく>
2日目は、食卓や食器棚などの軽い汚れをふくのに使います。一日に何度も何度も洗いますが、意外と破れません。
ふきんを使っていたときは、カレーやしょうゆの汚れに使うのは躊躇していました。が、ペーパータオルなら気にせずふけます。
<3日目:ガスコンロや床、サッシなどをふく>
3日目は、真っ黒になって破けるまで徹底的にふき倒します。
徹底的に使ったらゴミ箱へ。「ふくところないかな~」と毎日探すので、自然にキッチン周りがきれいになりました。いつの間にか掃除ができるので、年末の大掃除がラクになりますよ。布と違って切り口のカスも出ないので快適に使えます。ふきんだけでなく、ぞうきんも処分できました。
私が使っているのは61枚で300円くらいなので、毎日使っても月150円。
ふきんも買い替えればお金がかかるし、煮沸消毒や漂白の手間と時間もあります。なにより、ペーパータオルですと汚れが目についたらすぐ掃除できるメリットが大きく、この値段は高く感じません。
アイテムを買いかえると、ラクになる分、コストがかかる面も多少あるかもしれません。大事なのは、自分がどこに折り合いをつけるか。気になるものがあったらぜひ試してみてくださいね。