マスクや携帯電話など、外出時に必要なものをパッと手に取れるとストレスがありません。
でも「玄関付近には置き場所がない」「取り出しが面倒な収納は、子どもが片づけない」…。そんな悩みを抱える方も多いはず。
そこで、整理収納アドバイザーのsho.koさんに、テレビボードを使った収納のコツについて語っていただきました。
テレビボードはリビングと玄関をつなぐ優秀な収納アイテム。DVDやリモコン以外も入れていいんです!
わが家ではテレビボードの中にDVDやリモコンはもちろん、家族がよく使うものを入れています。
・玄関に近い
・リビングだから子どもたちも取りやすい
と、外出時の動線を考えるとベストな場所なのです。
具体的には、散らかりがちなキッズ携帯と充電コード、マスクを収納中。
ただし、動線上のベストな場所にあるだけでは不十分。使い勝手が悪いと、家族はこちらの思うように出し入れしてくれず結局うまく機能しません。
そこで私は、しまい方にこだわりました。
●あけ閉めいらずのケースで取り出しラクちん
マスクは100均のプルアウトボックス(中身を引き出して使う箱)に入れて、片手で取り出せるようにしました。
以前はフタをあけ閉めするタイプのケースを使っていました。しかしフタを戻さずに放置されることが多かったので、こちらに変更したところ、取り出しやすく、フタをしなくてよいので大満足。
ただ、フタの切れ込み部分の隙間からホコリが入るのが気になるので、マスクは外側の、顔に触れない面が上になるように入れています。市販のマスクは束ごとに向きが変わっていたりもするので要注意!
ケースには、大人用と子ども用がわかるようにラベルも忘れずに。
●散らかりやすいコード類も簡単にすっきり収納
キッズ携帯や充電コードも取り出しやすく片づけやすいように工夫を。
とくにコードは、1本ずつ束ねるのはけっこうな手間。子どもにそこらへんにポイッと置かれてしまうことも多いです。
それを解消するために、1つのケースに1本のコードを入れるようにしました。
100均の半透明のケースがちょうどいいサイズ。適当に丸めて入れるだけで、スッキリして見えます。
キッズ携帯もケースに1つずつ入れています。
細かく分けすぎてしまうと子どもはめんどくさがってきちんと管理しません。これくらいゆるい感じで「ちゃんと片づけた!」という達成感を味わってもらえるようにしました。
出かける直前になって「キッズ携帯がない!!」とあわてて探し回っていた子どもの姿を、今はもう見ません。
大人も子どもも、出がけにバタバタせずにすむのは気持ちのよいもの。動線は各家庭によって違いますが、もし動線上にテレビボードがあれば、ぜひ便利収納として活用してみてはいかがでしょうか。