もうすぐ12月ですね。「この時期は衣類から出るホコリなどが乾燥し、舞い上がって家のいろいろな場所に付着します」というのは掃除研究家のおそうじペコさん。さらにホコリは放置しておくとカビ発生や黒ずんだ汚れの原因になるそう…。
すべての画像を見る(全11枚)そこで、今回は家じゅうのホコリ掃除にオススメの伸縮タイプのハンディワイパーの使い方やコツをおそうじペコさんに教えてもらいました。
大掃除にオススメ!伸縮タイプのハンディワイパー
ホコリ掃除のオススメアイテムは、高い場所から低い場所まで簡単にできる伸縮タイプのハンディワイパーです。
各メーカーから発売されていますが、今回は花王の「クイックルハンディ伸び縮みタイプ」をサンプルに使用方法をご紹介します。
●知っておくと機能がアップ!装着方法と使い方のコツ
<装着したらまず繊維をほぐす>
パッケージから出したワイパーシートは、繊維がつぶれてしぼんでいます。本体に装着したら、手でかるく表面をほぐすようになでて軽く左右に振って空気を入れます。ふんわりしてホコリをからめとりやすい状態になります。
<押しつぶさず繊維の先を使う>
ワイパーシートは強く押しつけると繊維の先がつぶれてしまいます。繊維の先でホコリをからめとるイメージで、軽くなでるように使用します。
<上下交換して使い切る>
ワイパーシートは上下どちら側からも取りつけることができます。先の方が汚れてくるので、上下交換してきれいな手元部分まで使い切ると無駄がありません。
<汚れたら迷わず交換>
繊維が固まり全体が黒ずむと、ホコリを上手に吸着できなくなってきます。この状態のまま使うと逆に汚れを塗り伸ばすことになるので、汚れてきたなと感じたら迷わず交換しましょう。
●日常掃除で見落としがちなホコリがたまりやすい場所
次に伸縮タイプの機能を生かした、家じゅうのホコリ掃除のポイントとコツをご紹介します。
<クローゼットの内部>
衣類や小物を一度外に出してみましょう。内部の壁や天井部分には衣類の繊維から出るホコリが付着しています。広い範囲でも、ホコリをしっかりからめとる伸縮タイプのハンディワイパーなら短時間で掃除できます。
<天井部分は角度をつけるとラク!>
ホコリ掃除の基本は上から下への順番です。まず、天井のホコリを取ります。
天井部分は、ワイパーの先を90度に曲げて角度をつけると簡単にふくことができます。
<壁は下方向にふき取る>
次に壁面部分をふきます。ホコリが戻らないよう、往復させずに上から下へ一定方向に向かって軽くサッとふき取ります。
<ドアの内側やすき間など>
普段はなかなか掃除ができないドアの内側も、上から下に向かってふき取ります。
クローゼットドアのすき間やレール部分はワイパーの先の部分を使うと細かい溝の汚れもとれます。
●高い場所も片手でスイスイ掃除が可能に
<壁かけ時計や天井のライトも脚立いらず>
なかなか掃除できない壁かけ時計の表面や上部、天井についているライトなどはワイパーを伸ばして角度をつければ上手にホコリ掃除ができます。
<天井のホコリがたまりやすい角>
部屋の天井の角部分はホコリがふきだまりやすい場所です。フワフワしたワイパーの繊維の毛先を角にあてて軽く回転させるようにふき取ります。
●低い場所でもしゃがまずラクラク掃除
<見落としがちなフローリングの巾木のホコリ>
掃除機や床ワイパー掃除ではカバーできないのが床の巾木のホコリです。
低い場所なのでかがんでふき取るのはとても大変ですが、ワイパーの柄を伸ばせば立ったままラクな姿勢で掃除できます。
角度を90度につけてからふき取ると、ワイパーシート全体でホコリを吸着できます。
巾木のホコリは上だけでなく、側面も汚れているので2方向ふき取るようにしましょう。
<家具の足まわり>
テーブルの脚元まわりやイスの脚なども、普段のお掃除ではなかなかできないポイントですが、汚れています。伸縮ワイパーを上手に使えば、簡単に足元のホコリ掃除ができるので便利です。
●普段掃除をしない箇所も大掃除でピカピカに!
ほとんどのハンディワイパーにはホコリを吸着するオイル成分が配合されているので、サっとふくだけで上手にホコリを吸着します。
伸縮タイプは高い場所から低い場所までラクにホコリ掃除ができるのが魅力です。
ぜひ、大掃除の時短に役立つアイテムなので活用してみてください。