SNSや雑誌で見かける「丁寧な暮らし」。いざ実践しようとしても、お金や時間に余裕がないと難しかったりと、ハードルの高さを実感することも。
「100円ショップのアイテムを工夫すれば、簡単に丁寧な暮らしを実践できます」と教えてくれたのはDIY名人で、インテリアや収納アイデアをブログやSNSで発信している白石明美さん。
実際にやってみてよかった100均アイテムのアレンジについて語っていただきました。
100円のアイテムをちょいアレンジ!使い方にこだわれば愛着が増します
すべての画像を見る(全6枚)「丁寧な暮らし」と聞くと、こだわりの有名ブランドの道具や、手の込んだおいしそうな料理がまず浮かぶかもしれません。
でも、生活環境や状況は人それぞれ。どこかで見かけたものをただまねてみるのではなく、自分のライフスタイルに合わせてアレンジしてみようと思い、100均アイテムのアレンジをしています。
きっかけとなったのは箸置き。
「忙しいし面倒」を理由に、今まで箸をテーブルやお皿に直接置いていたのですが、100円ショップのかわいいクマの箸置きに置くようにしたところ、とてもすてきな気持ちになったのです。
お箸をそっと受け止めてくれる、この小さな存在をきっかけに、いろいろと試してみたくなりました。
●ショットグラスをおしぼり受けのトレーと組み合わせて
小さいサイズのショットグラスを花器に見立て、ベランダで育てているグリーンをいけました。ショットの下にはおしぼり受けをトレーがわりに。
もちろんどちらも100均で購入したもの。ガラスとナチュラルな素材の組み合わせが、グリーンを涼しげに見せてくれます。
●ランチョンマットの代わりに巻きすを
お皿の下に敷くランチョンマット。
100円ショップの巻きすに、白とグレーのリボンを通したもので代用してみました。夏らしい風情が出るし、リボンの色を変えればまた印象が変わります。
●竹の丸ザルをフタつきカゴ風にアレンジ
竹の丸ザルを2つ用意しフタつきカゴ風にアレンジ。
ザルの周りは黒をベースに白でドット柄ペイント、竹の編み目にウッドビーズを通した皮ひもを入れて持ち手をつくりました。
●花ビンはナプキン立てにもなる
こちらはフラワーベースをナプキン立てとして使用。
素材やアイテムにこだわることで、癒しや清涼感が感じられるようになりました。
●夫用の小物入れも100円グッズでできた!
仕事から帰宅した夫は鍵やメガネをあちこちに置きがちで、朝、出かける前に慌てて探すことも。
100円ショップの竹製の持ち手つき天ぷら皿をリメイクして、そんなアイテムの指定席をつくりました。持ち手と縁に、これまた100円ショップのTシャツヤーン(Tシャツでつくった編み糸)を巻きつけています。
それからというもの、毎朝のお見送りの際には、さっとカゴを差し出し携帯品を忘れずに持たせることができています。
大事なものをあちこちに置いてしまう夫に少しストレスを感じていましたが、ちょっとしたアイテムとアイデアで解決することができました。
100円グッズを使ってアイデア考えるうちに、気持ちが穏やかになり、ほっこりした気分になりました。
忙しい毎日にひと手間をあえて取り入れてみることが、穏やかに過ごすことにつながるかもしれません。