この春からスタートした朝の情報番組『めざまし8』。MCとなったのは、俳優でありながら、さまざまな番組の司会を務めてきた谷原章介さんです。
番組への意気込みや、私生活との両立について伺いました。

谷原章介さん
谷原章介さんインタビュー

『めざまし8』MC 谷原章介さんインタビュー

『めざまし8』MCは、22年間の歴史に幕を下ろした『とくダネ!』に代わる、責任ある役目。谷原さんは6人の子どもの父親でもあり、家事や料理も得意という“生活感覚”を武器に、初のニュース情報番組のメインキャスターに挑戦しています。

●大事なのは、僕がブレず、おもねらず、わかったふりをしない、ということ

「さまざまなジャンルで司会をやらせていただきましたが、情報ニュース番組は1年生。いや、新生児(笑)。僕にとって大きな挑戦なのでプレッシャーは感じていますが、『とくダネ!』のいいところや、小倉智昭さんが大切にされてきたことは引き継ぎつつ、徐々に番組のカラーをスタッフの皆さんと出していければいいなと思っています。大事なことは、僕がブレずに、おもねらずに、わかったふりをしない、ということ。わからないことはわからないと、正直に言えるスタンスでいきたいと思っています」

朝8時台は、あわただしさが少し落ち着き、家にいる視聴者がゆっくりと観ることができる時間帯。番組は、“今日いちばんのニュース”はもちろん、もっとも関心の高いニュースを独自の目線で深く掘り下げるほか、エンタメ&カルチャー情報や生活情報なども満載の“大人のめざまし”を目指しています。
谷原さん自身も、番組で取り上げるネタ選びに参加しているとか。そこで、どのようなニュースが気になっているのかを聞いてみました。

「今は、新型コロナウイルスの問題は避けて通れませんし、オリンピックに関する問題も山積していますよね。あと、僕は子どもが多いので、必要なサポートを受けられずに困窮している方や、DVの被害を受けたりして弱い立場で苦しんでいる女性たちが気になりますね。女性が苦しんでいるということは、子どもが苦しんでいるということですから。現在、子どもを育てている僕としては、人ごととは思えない問題です」

●朝の帯番組が始まり、生活のサイクルも大きく変化

朝の帯番組が始まり、生活のサイクルも大きく変わったはず。多忙をきわめている谷原さんを、ご家族は心配しているのではないでしょうか。

「妻は、起きる時間というより、家族が一緒に過ごす時間、とくに、子どもと過ごせる時間が減るのではないか、ということを心配していました。それに、妻は僕の性格をわかっているので、しばらくしたら『めざまし8』を続けながら、ドラマや映画、舞台の仕事を同時にやり出すのではないかと思っているようです。そうなると、本当に時間がなくなるし、僕自身も体力の衰えは感じているので、当面は同時並行でいろいろな仕事をするのを控えようと思っています」

と、いたずらっぽくニコリ。これまでに培った司会の技術と、さわやかな存在感を武器に、だれからも愛される新しい“朝の顔”となるに違いありません。

『めざまし8』

毎週月~金曜 朝8時
フジテレビ系 全国ネット放送中

公式サイト

【谷原章介さん】

1972年、神奈川県生まれ。’95年、映画『花より男子』で俳優デビュー。俳優、司会、ナレーションなど幅広く活躍。最近の作品は、連続テレビ小説『半分、青い。』『麒麟がくる』、映画『居眠り磐音』、舞台『民衆の敵』など。現在、クイズ番組『パネルクイズ アタック25』、歌番組『うたコン』で司会を担当