子どもに遊ばせているだけでなく、親も一緒に参加することが大事

子どもにスマホを預けたり、タブレットを渡しっぱなしにしたりしていませんか? 家事などで忙しいときは便利なアイテムですよね。しかしできるだけ親も積極的に関わっていくのが大事なことだと高橋さんはアドバイスします。

●小学生の約半数近くが、高校生になると9割がネットを使用している!?

スマホを持つ制服の男性2人
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「少し前までは小学生の利用率で3割、中学生で6割、高校生で9割だったのが、小学生で4~5割、中学生で9割、高校生でほぼ10割に近いほどに伸びています。すでになくてはならないアイテムとなっているかもしれません。だからこそうまく利用できるように、子どもが使用中には積極的に親が参加していいと思います」

Youtubeなどはそのままスマホを渡して見せるのではなく、テレビに映して見せることがおすすめなのだそう。

「子どもがどんなものを見ているのか把握しやすくなります。また近くばかり見ていると視力低下のリスクが上がるので、その意味でも望ましいでしょう」

●まずは一緒にルールづくりを。親もきちんとネット情報をアップデートして

子どもがネットを使用するにあたって必要なのは、ルールと見守りです。使用時間やなにをしたらいけないのかなどルールと約束を決めましょう。

「一方的に決めるのではなく、どうしてそういう約束やルールが必要なのか説明することがポイントです。そうすることで、子ども親もネットリテラシーを学べるいい機会になります」

●親同士が結託するのもアリ!ときには割り込みも必要

よく友達同士盛り上がってゲームをやめないっていうときも、親同士で結託するのも一手。

「ボイスチャットをしながらゲームをしているなら、『ご飯よ』と相手にも聞こえるように声をかけたり、よく遊ぶ子の親と「○時までにしましょう」と決めておき、時間になったら双方で声かけをするのも効果的です。子どもにただ与えるだけでなく、親も一緒にネット利用の環境を整えてあげましょう。」

親だけでなく子どもたちにとっても、ネット端末やオンラインゲームがコミュニケーションツールの1つとなっている今、安心安全に使わせるためにも親が積極的に参加やネットを勉強することがとても大事なことのようです。この春休みのタイミングに今一度お子さんと話し合ってみてはいかがでしょうか?