●フリマサイトやTwitterなどで起こった個人間取引でのトラブル

頭をかかえる女性
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「Twitterで好きなアーティストのチケット詐欺で1万円ほど取られました。警察に相談しましたが、なにも対処してもらえず泣き寝入り」(愛知県・会社員・37歳)

「フリマサイトで偽物を買わされ、クーリングオフもできないと言われてしまいました。警察に連絡しますと伝えたら、なんとか返品できました」(北海道・主婦・30歳)

「フリマサイトで出品したものが割れてしまっていたり、中身がこぼれてしまっていたことがありました」(福島県・主婦・38歳)

企業サイトだけでなく、SNSアカウントやフリマサイトでの買い物ももはや定番に。企業なら対応してくれることも個人間だと対応してくれないことや、海外の方とのやり取りのためうまくいかなかったという声もありました。

<対処法:匿名性の高いSNSでの取引は控えた方がベター>

そもそも個人間での取引はトラブルが起きがち。なので基本はおすすめはしません。なるべくメルカリやラクマなど企業が運営しているフリマサイトなどでの取引がいい、と高橋さん。

「規約などで利用者がデメリットになるようなことは禁止されていますし、万が一トラブルにあってしまっても、運営が対応してくれます。どんなに魅力的と思っても匿名性の高いSNSでの取引は使用は控えて。そしてもしトラブルにあった場合は#188にかけ、お近くの消費者相談センターに相談してみてください」(高橋さん)

●もし炎上してしまったら?すぐの謝罪と収束期間を持って

ちょっとした考えの違いや誤解によって、SNSやブログが炎上っぽくなるというのも身近な問題になっています。そんなとき、不安からアカウントを消してしまいそうですが…。どう対処するのがベターなのでしょうか。

「まずは謝罪です。自分のコメント自体が悪くなくても誤解を呼んでしまったことに対しての謝罪コメントを出しましょう。そしてアカウントを消すのではなく、一定の収束期間をもたせて。自分にとってもネットというのを見つめ直す期間にもなります。またフォロワーと信頼関係が築けているのなら、ちゃんと説明と謝罪をすれば理解を示してくれるはずなので、アカウントを消す必要はないと思います」(高橋さん)

自分での解決が難しいSNSやネットなどのトラブルに関しては

法務省のSNS(LINE)による人権相談窓口

厚生労働省のSNS相談窓口

セイファーインターネット協会

NPO日本ネットワークセキュリティ協会

など、行政機関や専門機関でも相談に乗ってくれるので連絡を。

暮らしを助け、豊かにしてくれるネットとうまくつき合うためにも、一度使い方を見直す参考にしてみてください。