自宅で過ごす時間が長くなると、運動不足から体が凝り固まりやすくなります。とくに手ごわいのが、自分ではほぐしにくい体の背面のコリ。

そんなときは100円の便利グッズを使うのもおすすめです。ヨガインストラクターの高木沙織さんに、ダイソーの「ツボ押し TWIN BALL」の使い心地をレポートしてもらいました。

ツボ押し TWIN BALL
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ダイソー「ツボ押し TWIN BALL」の効果をレビュー。体背面の凝りがほぐれた

在宅期間が長引き、体がゴリッゴリ、もう首も背中も腰もまるで上から布団を5枚くらいかけられているかのように重ダルい!
日々、ヨガやストレッチをおこなっている筆者ですが、それでも体の背面の凝りは特別に頑固だな、と手を焼いています。

しかも、この凝りやすい背面は「どうほぐしたらいいのか悩ましい」パーツでもあります。ストレッチポールやフォームローラーのような筒状のストレッチグッズを使ってほぐすこともあるのですが、凝りが強いためもう少し硬めでピンポイントでグッと刺激を感じたい!

そこで出合ったのが、ダイソー「ツボ押し TWIN BALL」(100円+税)。

ポリスチレンというプラスチック製のツボ押しグッズで、パッケージにも記載されているとおりとにかく硬い! でもそれがイイんです、それを欲していたんです。

●置いて乗る、もしくは転がして使う

この「ツボ押し TWIN BALL」、ひょうたんのようだと侮ることなかれ。ふたつのボール部分に体を預けると、なんとも言えないフィット感と確かな刺激が得られるのです。

・首

首にツボ押しを置いて寝る女性

まずは首からいきましょう。

首はただ乗せるだけ、で十分かなと思いました。

というのも、首は痛めやすいパーツでもあるのでむしろコロコロと動かさない方が安全かと。

ふたつのボール部分が首の両サイドにくるようにセットし、頭の力をダラッと抜いてしばし休息です。「うぁー」、と声が漏れてしまう、それほどまでの解放感。

5kgもある頭を支えている首には、思っている以上に疲労が蓄積されていますので、その重さから解放され、さらには心地よい圧がかかる感覚はたまりません。

・背中

背中にツボ押しを置いて寝る女性

使い方は同じ。凝りが気になる部分の下に置きます。

腕を頭上に伸ばすとより背中が伸びて気持ちいい!

ひざを立ててお尻を浮かせ(足裏は床につけて)、「ツボ押し TWIN BALL」を上下にコロコロと転がしてもOK。

ただし、背骨に強く当たると痛むこともあります。背骨の両サイドにふたつのボール部分が当たるようにセットすると安心です。

もしくは、縦にして背骨から離れた位置にセット。

その状態で身体を左右に小刻みに揺するように動く、この使い方もよかったです。

・お尻

お尻にツボ押しを置いて座る女性

お尻は脂肪が厚いのでこの硬さが申し分なくちょうどいいです。

コロコロ転がしてもいいし、イタ気持ちいいところで圧をかけてもいいし、好みの使い方で。

お尻の上の方の奥深くに位置する梨状筋(りじょうきん)はとくに凝りやすく、下半身の血流とも関係しているので、このあたりはぜひほぐしてあげてください。

でも、ここ結構イタイ! くれぐれも無理のない範囲で。

太ももにツボ押しを置いて座る女性

太ももの裏とふくらはぎは転がして使うとまんべんなく、全体をマッサージできます。

ふくらはぎにツボ押しを置いて座る女性

太ももの裏のハムストリングスは座って過ごす時間が長くなると硬くなり、骨盤を引っぱって後傾させて猫背の姿勢の原因になります。

また、ふくらはぎは“第二の心臓”と呼ばれるポンプの働きをするパーツ。脚の冷えやむくみが気になる方はコロコロ、しっかりとほぐして。

うしろについた手で体を支え、お尻をやや浮かせて転がすと体重のかけ具合を調節しやすいですよ。

もし、イタタタ! と感じるようであれば本体にタオルを巻いてもいいそうです。ツルツルと滑る素材なのでその辺りにも気をつければ安全に使用できるでしょう。

※身体に痛みや違和感がある方、怪我をしている方、妊娠中の方(腹部への使用)は使用を控えてください。

体重をかけてもベコッとへこむことなく、頑丈。使用後は表面をふいてあげれば衛生面もバッチリ、場所を取らない手のひらサイズで邪魔になりません。

これは買って大正解でした。

長引く自粛生活で身体がゴリゴリ、という方はぜひお試しあれ。

※店舗によっては取り扱いがないこともあります。

【高木沙織さん】

ヨガインストラクター・ライター。ボディメイクからリラックスまで幅広く体の悩みに対応。スーパーフードエキスパートの資格をもち、運動・食の面から多角的に美容と健康をサポートする。公式ブログは

「Saori Takagi」