日本では5組に1組が不妊に悩み、50万人近くが不妊治療を受けていると言われています。
イラストレーターのオヨネさんもその1人でした。
今回は、妊活もどこか人ごとで、排卵日よりもオンラインゲームのイベントを優先する夫に活を入れるお話です。
30代で始めた妊活。夫は年単位で夫婦生活がなくても平気な「絶食系」でした
はじめまして、オヨネと申します。
人工授精、体外受精を経て、運よく2人の子どもに恵まれ、マイペースなメガネ(夫)とともに4人家族でわちゃわちゃと暮らしています。
不妊治療を始めたのは30代前半でした。
治療に至るまでに悩んだり苦しんだりしたことを明るめにお伝えできればなと思います。
●30代で妊活スタート!ゲーム好きな夫はどこか人ごとで…。
さて私たち夫婦、結婚が30歳。
人工授精で1人目を授かり、産んだのが34歳。
まずこの4年の間に様々な問題がありました。
結婚し、2人の生活にも慣れて、ずっと「子どもがほしい!」という気持ちがあったので妊活をスタートしようと思いました。
と、マイペースなメガネ(夫)。
そう言われたものの、いざ事に及ぼうとしても…。
という具合なのです。
授かりものもなにも、授かる事情がない!!
それじゃそもそも授かれない!
せめて月に1~2回はせんと!
いや、1回でできる人も世の中にはいると聞くが!
その1回すらないと! あとも先もなにもないのだぞ!
生命爆誕せんぞ!
●オンラインゲームが楽しいのはわかる。でも、妊娠できるチャンスは月に何度もないんだぞ!
焦る自分とは反対にどこまでものんびり人ごとなメガネ(夫)にガッカリ。
結婚前から薄々気づいていましたが、メガネ(夫)はこちらが放っておくと年単位で夫婦生活がなくても平気な人間だったのです。
浮気なども疑いましたがそんなそぶりもなく…。
俗に言う絶食系男子だったのです(よく結婚したなぁ)。
夫は今もですが、ずっとPCやTVゲームでオンラインゲームをしていました。
自分も出産前はずっとやっていたので大体わかるのですが、オンライン上で日を決めて敵を倒しに行く予定を組んだり、イベントなどでオンライン上の仲間とゲーム内で集まることも。
そのため、仲間と時間を決めてログインして遊んでいたり、家にいる時間はガッツリゲームをやる人でした。
ゲームをしない日は、趣味がほかにないので「寝る」一択。
わかる、わかるよ、ゲームしたいのはわかるし、日を決めてみんなで遊ぶの楽しいもんね、わかるよ!
でもね! ゲームできる日は月に30日ぐらいあるよね。
仲間と◯曜日遊ぼうって決めてもひと月に4日遊べるよね!
こちとら赤ちゃんの元になる卵、月に1個しか出んの!
チャンスはひと月に何回もないの!
自分もネットや妊活の雑誌などで仕入れた情報だけですが、メガネ(夫)に月に1回排卵してね、卵子の寿命は数日でね、そこに種を植えつけないとだめなのよ? と説明。
情けない話ですが、「そのためにはあなたの協力が必要です、お願いします」と頼み込んで、ようやく二人の妊活のスタートとなりました…。