家計のやりくりは、常にみんなの関心事。
ESSE読者のお金事情をリアルに聞き出すアンケートを実施したところ、半数以上の人が「キャッシュレス決済」を実践していることが判明。そのほか、上位にランキングしたやりくりテクははたして…? 気になる結果をまるっと公開します。
ESSE読者を調査!みんなが実践している節約テク1位はやっぱりキャッシュレス決済
人気のやりくりテクを上位からピックアップ。貯めている人ほど、複数のテクをがっちり活用していました。
1位:キャッシュレス決済
ポイント還元キャンペーンでおトクなキャッシュレス決済は人気No.1。58%の人が実践しているという結果が。なかには「夫婦同じコード決済を使い、ポイントアップ時期を狙って買い物して、5万円還元」(東京都・33歳)という強者も。
<人気のコード決済は?>1位 ペイペイ
2位 メルペイ
3位 LINEペイ
4位 楽天ペイ
5位 d払い
使える店舗が多いペイペイが第1位。メルカリ利用者に人気のメルペイが第2位に。
2位:無買デー(ノーマネーデー/NMD)
ブレイク中の無買デーは、買い物しないだけで、確実に効果が出る手軽さが好評。「予定外の出費で苦しくなると、数日は無買デー」(大阪府・40歳)「缶づめなどのストックでしのぎます」(千葉県・38歳)
3位:買い物メモ
ムダ買いを減らす基本!「必要なものをスマホにメモ。このひと手間で、ムダ買い激減」(兵庫県・28歳)「常備品がきれたらメモし、買い忘れ、重複買いゼロ」(福岡県・30歳)など、効果を実感する声が。
4位:食材のまとめ買い
ムダを減らすための計画的なまとめ買いも、上位入り。「週1回ネットスーパーでまとめ買いを始めたら、食費1万円減」(千葉県・41歳)など、目に見える効果がモチベーションに。
5位:ポイ活
ポイントを貯めておトクに使うポイ活も人気。買い物に役立てて節約している人が多数。「ポイント3倍の日にまとめ買い」(大阪府・30歳)「楽天カードに支払いを集中」(千葉県・34歳)などゲーム感覚で実践する人も。
6位:家計簿
昔ながらの家計簿も、予算管理に効果を発揮。「エッセ家計簿を愛用。夫に家計の相談をするときも、エビデンスがあると説得しやすい」(愛知県・36歳)など話し合いのツールにも。
7位:先取り貯金
計画的に取り分けて貯まる家計に!「給料口座から、月3万円を積立定期へ」(埼玉県・40歳)など、積立商品の利用者が多数。「特別支出を割り出し、毎月多めに先取りで貯めておく」(福岡県・30歳)という計画上手も。
8位:家計管理アプリ
スマホやPCで管理でき、デジタル派の支持を集める結果に。
「口座やカードも登録できて便利」(富山県・38歳)「レシートを撮影するだけで記録できてラク」(北海道・35歳)
9位:袋分け管理
現金ならではのわかりやすさで、袋分けが9位。
「袋から財布に使う分だけ移動、余ったら少額でも袋に戻しておくと月末のピンチに重宝」(石川県・38歳)など予算厳守にお役立ち。
アンケートで見えてきたお金の意識調査
費目ごとに使いすぎ? 節約成功? かどうかを聞きました。その結果は…
●使いすぎちゃう費目は?
1位:食費(使いすぎ派の平均:5.4万円)
2位:外食費(使いすぎ派の平均:1.9万円)
3位:水道光熱費(使いすぎ派の平均:2.2万円)
4位:通信費(使いすぎ派の平均:2万円)
5位:住居費(使いすぎ派の平均:12.1万円)
1位は食費で「食材は毎日使うから、安いとつい買ってしまう」という声が多数。通信費は「負担だけど減らせない」と悩む人が目立ちました。
●節約できている費目は?
1位:食費(節約派の平均:4万円)
2位:通信費(節約派の平均:1.1万円)
3位:外食費(節約派の平均:0.8万円)
4位:とくになし
5位:レジャー費(節約派の平均:0.9万円)
見直しで、出費が削りやすいのも食費と通信費。節約方法で多かったのは、食費は「まとめ買いの徹底」、通信費は「格安スマホへの乗り換え」でした。
※金額は各費目について「かかりすぎている」「節約できている」と答えた人のそれぞれの平均。
●読者が注目しているプチ稼ぎ&投資は?
貯めている人ほど、プチ稼ぎや投資にも積極的。できることから、マネしてみましょう。
プチ稼ぎの収入は1000~3000円が平均的。圧倒的な支持はフリマアプリで、ブランド品や子ども服の出品が多い模様。覆面モニターで2~3万円稼ぐ人も。
<ファイナンシャルプランナー・前野彩さんのオススメ>手軽にプチ稼ぎするなら、フリマアプリとポイントサイトは“テッパン”。不要品を売って家がスッキリするとムダ買いが減る効果も。
人気は、株式投資と投資信託。「長く投資して利益は不明」という人がいる反面、毎月数千円を儲けている人も。株式は優待狙いが多数。
<ファイナンシャルプランナー・前野彩さんのオススメ>おすすめは税金メリットがある、つみたてNISA。値動きはありますが投資信託を毎月1000円程度から自動積立できます。
※投資は元本割れのリスクがあるため、自己責任のうえで投資してください。
やりくり成功の秘訣は、自分に合ったテクを見つけること。途中で挫折せず、長続きできる方法で貯まる家計を目指しましょう。