●仕事が忙しい夫に負担をかけたくない…

「夫も仕事が忙しく、朝出掛け深夜に帰ってくるような生活だったので、あまり相談できませんでした」(46歳・パート)

「引っ越してすぐはママ友もいないので、病院や幼稚園の口コミを聞けないまま探すのが大変でした。当時は夫も職場の新しい環境に慣れるのに大変だったと思うし、体力的にもかなりキツそうだったので相談しませんでした」(44歳・自営業)

アウェイ育児に陥っても、夫が疲弊しすぎていて、相談すら躊躇してしまったという妻の声。しかし、夫婦間で具体的な問題点を共有し合うことで、状況を打開できた人たちもいます。

●転妻離脱という選択肢も

「二度目の夫の転勤の際は家族帯同の選択肢はさけ、単身赴任をしてもらっています」(41歳・主婦)

アウェイ育児の大きな原因になっている夫の転勤。転勤族の妻=転妻を思い切って卒業するという思い切った決断が、ときには最良の選択肢になることも。

●夫の働き方を見直す

「夫がそのときやっていた仕事を辞めて、時間的に余裕のある仕事に転職しました」(47歳・主婦)

「子どもが喘息なので月に一度は病院へ。しかし、慣れてきた頃に転勤になってしまいます。そんなとき、夫が過労で倒れてしまいました。預けられる人や場所もなく『私が倒れたら生活がどうなるの…』と同じ不安を夫も持っていたので、あと数年したら、転勤を落ち着かせたいということになっています」(30歳・主婦)

「旦那の帰りも遅く産後うつになりそうでした。仕事量を減らして欲しいと相談して、そのときに自然と友達にめぐまれて救われました」(36歳・アルバイト)

●病気になる前に気がついて!

「うつ病になり通院するようになってから、やっと気づいてもらえました」(37歳・主婦)

「2か月で、娘がヘルパンギーナになり、初心者の私は熱や泣き叫ぶ対処法が分からず困りました。私にもうつり、まいってしまいました」(36歳・アルバイト)

アウェイ育児を我慢しつづけると、メンタルや体への不調に繋がってしまうことがあります。大きな病気になる前に、解決策を話し合いたいですよね。

●ママ友だけがすべてではない

赤ちゃんの手をとる女性
ママ友づくりはあきらめ、子どもとふたりで過ごす人も(※写真はイメージです)
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「頑張ってあちこち通っていたが精神的に疲れてしまうだけだったので、ママ友をつくることは一旦脇に置いて、純粋に子どもを楽しく遊ばせることに注力しました」(37歳・主婦)

「プレイパークと呼ばれる、子どもが自由に遊べる冒険遊び場に通い、年齢問わず地域に住むいろんな人たちと繋がりをもちました」(37歳・主婦)

「できるだけ個人商店で買い物し、店主や従業員と仲良くなった」(39歳・アルバイト)

縁もゆかりもない場所で、いきなり気の合うママ友を探すのは大変です。マンション暮らしや核家族化が進行し、ご近所づき合いも希薄になりがちな現代社会ですが、まずは積極的に外へ出ることが大事。そのためにはやはり、気軽に子どもを預けられる場所がもう少し充実しているといいのかなと思います。

●ひとりで抱え込まない工夫を

「当事者の友人から相談を受け、育児のNPOを立ち上げて、全国に育児の友達がいる友人に当事者の地域の育児情報を具体的に教えてもらった。地域の育児イベント、児童館の知り合い、地域の育児ホームページを紹介してもらった」(49歳・主婦)

同じ子育ての悩みをSNSなどのオンラインで共有し合うことで、息抜きになったという声もたくさんありました。

「バスで図書館や児童館に通った。地域の子育て支援の集まりにも参加するようにもしていた」(30歳・主婦)

地域の行政サービスは上手に活用できると大きな助けになりそうです。まずは困っている状況を夫婦間で共有し、第三者の手を借りられるようにすることが、アウェイ育児の孤独から抜け出す第一歩なのかもしれません。