じつはなくても困らないアイテム

(1) 離乳食

ズボラな母親である私は、かなり早い時期から取り分け派でした。離乳食のための食事はつくらず、大人の食事の中から、子どもでも食べられそうなものだけを取り分けていました。

普段は離乳食派の方でも、旅行の間だけ、取り分け派になってみてはいかがでしょう。荷物がぐっと減りますよ。

(2) パジャマ

パジャマは基本、Tシャツとゴムパン、レギンスで代用できます。これなら普段着としても使えるので合理的。そのままインナーとして着て出かけることで、洗濯物も減らせます。
さらにサイズが小さいなど、もう手放してもいいくらいの服、穴やシミができてしまった服などは、着てから処分することで、帰りの荷物も少なくできます。

(3) 便利グッズやお守りグッズ

「万一のため」として、替えの靴や帽子、哺乳瓶、エプロン、タオル、多めの着替えなどをもっていけば、当然荷物は倍に。「万一のときは買えばいい」と割りきるのも手です。

傘、レインコート、爪切り、食事のための子ども用品もあると便利ですが、使うかどうかわからないものは基本的に現地調達で十分。ベビーカーを持って行くなら、抱っこヒモやスリングは予備で持たずに置いていく。おもに車移動の場合は、ベビーカー自体も必ずしも持って行くことはないでしょう。空港やショッピングモール、ミュージアム、テーマパークなどでの貸し出しサービスも定着してきましたよね。

子どもも小学生になれば、ひとりで歩けて荷物ももってくれるのでラクになりますが、それまでが大変。皆さんの旅行が苦行にならず、すてきな思い出となりますように。ハッピー・ホリデー!

【Norikoさん】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~

』(海外書き人クラブ刊)、共著書に

『ビックリ!!世界の小学生』

(角川つばさ文庫)