インテリアにグリーンを取り入れる人が急増しています。
そこで、グリーンスタイリスト・さとうゆみこさんの自宅を拝見。飾り方や楽しみ方を参考にしながらセンスアップのコツを学びましょう!

飾り方を工夫しながら育てる楽しさも味わって

天井からつるしたり、ガラスの器に入れたり、さまざまなアイデアで、自宅にグリーンを飾っているさとうさん。

「グリーンは形も色も枝ぶりも、ひとつとして同じものはなく、表情もさまざま。だから、ひとつだけポンと置くより、いろんな種類を取り入れると楽しいですよ。数があると植物と一緒に暮らしている感覚になって手入れしますし、育てる楽しみも生まれます」

●垂れ下がる植物はプラントハンガーで高い位置からつるして

プラントハンガーでつるす
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下に垂れる軽めの植物は、プラントハンガーを使って天井からつるし、葉が下がるさまを楽しみます。

プラントハンガー

「プラスチックの鉢に穴をあけ、ワイヤーでつくったプラントハンガーを引っかけるだけ。簡単に手づくりできますよ」

●プラントハンガーは簡単につくれる!

さとうさんにプラントハンガーのつくり方を教えてもらいました。

【用意するもの】

直径1mmほどのワイヤー40cmを2本、50cmを1本、直径1mmより細いワイヤー30cmを1本

【つくり方】

ワイヤー

(1) 40cm2本と50cm1本の計3本を下をそろえて束ねます(1本だけ10cm飛び出る)。

下へ折り曲げる

(2) (1)の飛び出た部分が、残りの2本に3cm重なるように下へ折り曲げます。

輪をつくる

(3) (2)で折り曲げて重なった3cmの部分に、30cmのワイヤーを最後までしっかりと巻きつけ、輪をつくります。

U字をつくる

(4) (3)で束ねた3本のそれぞれ下から3cmのところを上に折り曲げ、U字をつくります。

プラントハンガー

プラスチックの鉢に3か所穴をあけ、ワイヤーを引っかけてつるします。

●フックに引っかけ白い壁のアクセントに

フックに引っかける

味気ない白い壁に、グリーンを引っかけてアクセントに。

「ランやシダ、多肉植物など垂れ下がるタイプがおすすめ。壁から生えてきたかのような、ユニークな姿が楽しめます」

ウスネオイデス

シルバーグリーンの色がおしゃれなウスネオイデスは、エアプランツなので土いらず。ワイヤーで束ねてフックにかけます。

コウモリラン

苗を幹に定着させたコウモリランは、幹にワイヤーが巻きついたまま売っていることが多いので、それを利用して引っかけて。

●正面からの見え方を意識してガラスの鉢に組み合わせる

ガラスの鉢に組み合わせる

ガラス器は、どんなグリーンもすてきに引き立たせる万能アイテム。

「主張しすぎず、さわやかでこれからの季節向き。クリアなので、正面からの見え方を考えながら、いろいろと試してみて」

口の広いガラスの鉢に入れたのは、小さなラン。「フチ上から葉がのぞく様子がかわいいので、真横から見えるように目線の高さに飾っています」

鉢部分だけ

鉢部分だけおおうガラス器にイン。

定番の植木鉢もワンランクおしゃれな印象になります。鉢カバーとしてだけでなく、水を受ける鉢皿の役割も。

すっぽり入れる

深さのあるガラス器に小さなバニラのポットをすっぽり入れるだけで、しゃれたテラリウム風に。横から見ても、上からのぞいても楽しい!

●手入れいらずの水草を魚と一緒に水槽にイン

魚と一緒に水槽にイン

ガラス容器の中に水草を植え、金魚を入れてアクアリウムに。涼しげなインテリアの完成です。

「減った分の水をたしていけば、枯らす心配もありません」