冷蔵庫の野菜室といえば、深さのある引き出し式が定番。かさばる野菜類がたっぷりストックできて便利な半面、無計画にポンポン入れていると、なにをストックしているのか迷子になりがち。
気づかないうちに野菜がしなびてしまってがっかり…。そんな経験、ありませんか?
「野菜室こそ在庫管理が重要です!」
料理教室「ガルシェフ」を主宰、おもてなしプランナーとしても活躍中の高木ゑみさんに、とっておきの保存テクを教えてもらいました。
新鮮なうちに使いきりたい野菜類は「立てる&まとめるで取り出しやすく」
すべての画像を見る(全10枚)冷蔵庫は、開けた瞬間に中身がすべて見渡せることが使いやすさの秘訣。食材のムダがなくなるうえに、調理時間の短縮にもつながります。
●縦長の野菜はカゴやペンスタンドに立てて収納
葉野菜やグリーンアスパラ、ニンジンなどは、畑に生えていたとき同様、立てておきます。「すぐに傷んでしまう心配がありません」
残った葉野菜は乾燥と冷気の当たりすぎを防ぐため、乾いたペーパータオルで包んでからポリ袋へ。
●乾きやすい野菜は水に漬けておく
乾燥して傷みやすい野菜は、水に漬けて保存すると、もちが格段にアップ。モヤシも水に漬けて保存します。
ミニトマトは全体が漬かるように。
ブロッコリーは根元を水に漬けて。
長ネギはちょうどよい長さにカット。切り口の1~2cm上が水に漬かるようにして保存します。
青ジソは根元を水に漬けて。ショウガやミョウガは全体が漬かるようにすればOK。
●キノコは乾燥させてうま味をアップ
こちらは、野菜室上段の浅型の引き出し。キノコ類は蒸れやすいので、竹のカゴに移して保存。
「ラップをふんわりかけ、野菜室の中で干しキノコにする感覚で。うま味が凝縮します」
●半端野菜は1か所にまとめる
食材が迷子になりやすい野菜室は、とくに使い忘れに注意したいところ。
「見えやすい上段を定位置にして、まずここをチェックします」
野菜室を完璧に使いこなせるようになれば、食材のムダが省けます。野菜の値段が高くなりがちな昨今、このテクはぜひ取り入れたいですね。